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紀久屋スタッフブログ

着物の準礼装とは?(紋付色無地・紋付訪問着・付け下げ)
2023年11月01日
「着物」といっても、とてもたくさんの種類があります。
色無地や訪問着など名前は聞いたことある人も多いかもしれません。
そしてその着物には着て行ってもいい場所や場面が決められているのです。
それが、着物の格です。格によって4つに分けられています。

先日のブログでは、最も格の高い第一礼装について紹介しました。
↓まだ読んでいない方はこちらをチェック!
[着物の第一礼装とは?(振袖・黒留袖・色留袖・喪服)]

第一礼装は冠婚葬祭など正式な式典に着用する着物ということが分かりました。
では今回はその一つ下の準礼装について詳しく解説していきます。
準礼装はどんな着物が当てはまるのか、どこに着て行っていい着物なのか...
分かりやすく紹介していきます。

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五つ・三つ紋の色無地


色無地は名前の通り柄のない無地の着物です。
やわらかい色で染められているのが特徴で、よく見ると織によって地模様が付けられている着物も多いです。
明るい色が光を綺麗に反射してくれるので、キラキラとしたような光沢も見られます。
一枚持っておけば、様々なフォーマルのシーンで活躍してくれます。

着物は付いている紋の数によって格が変わります。
五つ紋・三つ紋のある色無地は準礼装になります。
結婚式にお呼ばれされた時、お子さんの入学式などの式典の時、
パーティーや正式で豪華なお茶会などで着用できます。
五つ・三つ紋がついている色無地の場合、第一礼装と同じように帯や小物選びはフォーマルなものを選びます。
紋が入ることで格が高くなるため、気軽なお出かけやお茶会などでは着用ができません。
お茶をされている方に人気の着物は、一つ紋が入った色無地です。

付け下げ


付け下げは見た目は訪問着や色無地に似ていますが、絵羽模様ではなく柄が繋がっていないのが特徴です。
縫い目のあたりを見ると柄がないのが付け下げです。
さらに、柄は訪問着ほど豪華なものではなく、おとなしい控えめな柄が多いです。
小さい柄が間を開けて少し描かれているものが付け下げです。

付け下げは帯によって着ていくシーンを変えることができる優れものです。
金や銀の糸が入ったフォーマルの袋帯の場合は、
準礼装として結婚式のお呼ばれや入学式などの式典で着用することができます。
金が入っていないカジュアル系の袋帯や名古屋帯にすると格が一つ下がり、
外出着として観劇の時やお茶会などのお出かけ着となります。
付け下げを洋服で例えると、普段着ではなくキレイめなワンピースやカジュアルなスーツなどです。
このように考えることでイメージしやすくなります。
帯を変えて幅広いシーンで着用できるのが付け下げのいいところですね。

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紋が付いている訪問着


本来、訪問着はひとつ下の外出着とされています。
ですが色無地と同様に、紋を付けることで格が上がります。
紋が入っていれば色無地と同じ場面や場所で着用することができます。

訪問着は先ほどの付け下げとは違い、縫い目があっても柄がつながっている絵羽模様が特徴的な着物です。
また、肩のあたりにも華やかな柄が描かれています。
式典などに参加する場合は金や銀糸が入った袋帯で二重太鼓結びをします。
帯締め・帯揚げにもフォーマル用とカジュアルなお出かけ用の2種類あるため、
フォーマルな場面では金糸が入ったもので、帯締めは平織のものを使いましょう。

まとめ


今回は4つある着物の格のうち、2番目に格が高い準礼装について解説しました。
準礼装も同じように、紋を入れる数によって着られる場面が変わりましたね。
新しく着物をお仕立てする時は、着ていく場面を想像して紋を入れるかどうか考えておく必要があります。
準礼装まではどんな帯をするのか、どんな小物を選ぶのかなどに気をつけておかなければいけません。
第一礼装準礼装は自分のオシャレのために着るものではなく、人のために着るものです。
きっちりルールを守って着物コーディネートを作りましょう◎

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今回も読んでいただきありがとうございます(^ ^)
着物について私スタッフもどんどん詳しくなっていけて嬉しいです。
次回はもう一つ下の格、外出着について解説していきます♪

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