先日のブログでは、着物の格についてお伝えしました。
着物は大きく4種類に分かれており、着ていく場所や場面によって着物が決まっています。
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[着物の格は、洋服に置き換えると簡単!]前回は大まかな分類方法をお伝えしましたが、
今回からは数回に分けてそれぞれの格の着物について詳しく解説していきます。
初回は
第一礼装編です(^ ^)
フォーマルの場で必ず着られる第一礼装は、着る場面や着る人まできっちりと決められています。
第一礼装は着物の見分け方も簡単です。一緒に見ていきましょう♪
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振袖
これは一番馴染みのある着物なのではないでしょうか。
振袖といえば20歳の成人式で着用する着物ですよね。
一般の着物よりも袖丈が長く、袋帯で飾り結びをします。
袖を広げた時の鮮やかな柄は圧巻で、可愛い帯結びもたくさんの種類があります。
着付けをする時にはその振袖やお嬢様の雰囲気に合った形を考えて帯を結ぶそうです。
未婚女性の第一礼装とされているため、親戚やお友達の結婚式にお呼ばれした時に振袖を着るとその場も明るくなり、
式典をより華やかにしてくれますよ♡
黒留袖
黒留袖は主に結婚式で
新郎新婦のお母様が着る着物です。
黒留袖は生地が黒く、
五つ紋が入っています。
柄がつながっている絵羽模様があるのも特徴です。
また、着物を二枚重ねて着ているように見せるために、
比翼(ひよく)という白い布をお仕立ての時に付けます。
お祝いごとを重ねる、良いことが重なりますようにという思いから、お祝いの席で着用す
る黒留袖に比翼を付けるようになったそうです。
比翼にはとても素敵な意味が込められていたのですね。
黒留袖を着る場合には、
金や銀の糸が使われている袋帯を使います。
帯締め・帯揚げは
白色と決められています。
草履バッグも金や銀が入った華やかなものを選びます。
格が高い着物にはたくさんのルールがあるので注意しましょう!
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色留袖
色留袖は、黒留袖の地色が黒ではないものを指します。
そして色留袖の難しいところが、付いている
紋の数によって着物の格が変わるというところです。
一つ紋・三つ紋・五つ紋の3種類があります。
五つ紋がある場合は第一礼装、一つか三つの場合は準礼装となります。
未婚・既婚問わず着用することができるため、お家に一着持っておくと便利です。
五つ紋の色留袖は第一礼装となるため、黒留袖と同様の場面で着用できます。
帯や小物は黒留袖と同じく白や金・銀の入ったものを選びます。
喪服
お通夜や葬儀の時に、
家族や親族が着用する着物です。
黒留袖と同様に必ず
五つ紋を入れます。
黒留袖や色留袖と違うのは、お祝いではなく弔事になるため、小物もすべて黒を選びます。
もちろん草履やバッグも黒色です。
比翼の時とは反対に「重ならないように」という思いを込めて、帯は名古屋帯で
一重太鼓結びをします。
細かいところまで考えられているところに、日本人の繊細さを感じますね。
まとめ
今回は最も格の高い
第一礼装について解説しました。
正式な式典用の着物なので帯や小物の選び方、
帯の結び方などきっちりとしたルールが定められています。
紋がいくつ付いているかで着物の格が変わるのもおもしろいですね。
第一礼装ではこのルールを守らないと、不適切なコーディネートとされてしまいます。
紀久屋の無料着付け教室では、着物の格や式典へ参加する着物の組み合わせなども学ぶことができます。
「着物」といってもこのように様々な種類や合わせ方などがあるため、
着付けを学ぶ上でも着物の知識を身につけるのは大切なことなのです...!
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☆★無料着付け教室ご予約はこちら★☆今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
次は略礼装について解説していこうと思います。
着物に関するお困りごと等ありましたら、お近くの紀久屋へお気軽にお立ち寄り・お問い合わせくださいね。
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