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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

実はたくさんあった!着物が由来の言葉
2023年08月30日
日常生活で普通に使っている言葉は、実は着物が由来になっている言葉かも?
そこで今回は、着物に関係する言葉の中から、普段よく耳にするワードを集めました。
「それも着物に関係するものだったの?」という意外な言葉もありました。
これらの言葉を身につけることで、同時に着物の知識も深まるかもしれません。

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辻褄が合う・辻褄を合わせる


辻褄が合うの言葉の意味は「筋道がよく通る・理屈が合っている」
辻褄を合わせるの意味は「工作して、都合よく筋道が通るようにする」

ここで使われている辻褄というワード。
辻=十字路 よって、ぴったり+の形に合うという意味で付けられています。
褄=着物の部位
着物には褄という部分があります。着物の裾の角の部分です。
着物を着る時にはこの褄を体の横にぴったり合うように着付けをしなければいけません。
そのため、こちらもぴったり合うという意味で用いられています。
これはよく耳にする言葉ですね。

おすそ分け


実はこちらも着物が由来となって作られた言葉なのです。
言葉の意味は「自分が他人からいただいたものを、さらに他の人に分け与えること」。
昔は上位の人が下位の人に分け与えるという意味で使われていました。
これを全て漢字に直すと「御裾分け」となります。着物の下の端部分を裾と呼びます。
下の端の方=つまらないもの とされていたため、下位の人に分け与えるという意味で使われていたそうです。
現代では地位の上下は関係なく使われている言葉として変化しました。
ご近所さんにお裾分けをする、友達にお裾分けしてもらったなどで使いますね。
漢字で見ると確かに着物の部位が由来となっていることが分かります。

衿を正す


これにはは文字通り乱れてしまった衣服を直す。という意味と、今までの態度や姿勢を改めて気持ちを引き締める、正すという意味があります。
洋服でも使われる衿という言葉は、着物の部位が由来となっています。
実際に衿をきちんと直す動作をしてみると、気持ちも新しく引き締まり、やる気を起こす効果もありますよね。
気持ちを引き締めたい時はこの「衿を正す」動作をやってみてください。

錦を飾る


この言葉はテレビのスポーツニュースなどでも聞く言葉です。
成功して故郷へ帰る、恩返しをする。出世をして晴々とした気持ちで故郷へ帰る。という意味です。
スポーツの大会などで優勝して故郷へ恩返しとなった時に、「錦を飾りました」と使います。
実はこの意味とは別に、「美しい着物を着ること」という意味もあるのです。
故郷を出て修行をした後に、豪華な美しい着物(錦)を着て帰って来た時の喜びから出来た言葉です。
錦(にしき)というのは、色とりどりの糸で柄を織り上げて作った織物のこと。
晴れやかな表情で美しい錦をまとって故郷に帰ってくるという風景が浮かびますね。

はしょる(端折る)


長い部分を省いて短く縮めることという意味があります。
「ここの話は端折ろう」「少し端折って説明します」など日常的に使っている言葉です。
この言葉の語源は、着物のおはしょり部分です。
着物の裾は長いため、帯の下で一度折り返します。そこで出来た折り目の部分をおはしょりと呼びます。漢字の通り余った部分の端を折るためです。
現代では省略する、割愛するという言葉も代わりに使われています。


着物が由来となった言葉をいくつか紹介しました。
意外にも、私たちの身近に着物文化が息づいていたのですね。
着物の部位を覚えることで、着物の理解ももっと深まります(^ ^)
紀久屋の無料着付け教室では、着物の着付けだけでなく着物の知識や着た時の動作も身に付きます。
ぜひ初めての方もご参加ください!

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