紀久屋スタッフブログ
2024年05月29日
今日は5月29日。
ごふくの語呂合わせで呉服の日に認定されています!
紀久屋は呉服屋であり、着物屋です。
「え?呉服と着物って言い方の違いだけでしょ?」と思った方も多いことでしょう。
実は呼び方だけでなく、別物として区別されているのです。
・呉服とは
・着物とは
・呉服と着物の違い
・なぜ同じものだと認識してしまっているのか
・呉服をもっと好きになってほしい!
☆★無料着付け教室ご予約はこちら★☆
呉服の名前の由来となった出来事は弥生時代まで遡ります。
当時の中国は魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国で覇権争いをしていました。
この三国は三国志として今でも有名ですよね。
日本に絹織物が伝わったのは中国の呉からでした。
日本には絹から作った決め細やかで美しい生地を作る技術はまだなく、呉から伝わった絹織物の魅力や美しさに感動したと言います。
当時は生地のことを服(はとり)と呼んでいたので、呉から来た生地ということで呉服と呼ぶようになりました。
つまり、呉服=絹で織られた生地となります。
現代でいう反物を呉服とも言えるということですね。
着物は、当時呉服と呼ばれていた反物を着られるように仕立てたものです。
日本では明治時代頃に西洋の文化である洋服が主流となりました。
普段着る服も洋服へと変化していった時、今まで着ていた服と分類を分けるために、反物で仕立てたものを着物と呼ぶようになりました。
洋服を着ている現代でも、お宮参り・七五三・成人式・結婚式など人生の大切な節目に正装として着用されていますね。
趣味として、着物を着ていろいろな場所へお出かけをするという人も増えています。
↓こちらは後楽園で振袖の前撮りをされたご家族様です。
着物を着られるお母様も多いです。
反物=呉服 反物を仕立てたもの=着物 となります。
呉服と着物は同じものだと思われがちですが、実は布と服という異なる意味を持っているのです。
紀久屋では仕立て上げる前の反物も、仕立て上がった後の着物も取り扱っています。
そのため、呉服屋であり着物屋であると言えるのです。
この当時、仕立てる前の反物(呉服)だけを販売する呉服屋さんが誕生しました。
身分が高い人々は呉服屋で売られている反物を購入し、それを自分たちで仕立てて着用していました。
ですが江戸時代になると呉服屋さんで仕立てをして、着物の状態にしてから販売するようになったのです。
絹でできた反物はまだまだ高価で庶民には買えなかった時代。
呉服屋さんから出てきた身分の高い人は全員美しい着物を着用していて、庶民はとても憧れたそうです。
ですが、まだ呉服という言葉がなんなのか、呉服はどんなものなのか庶民には浸透していませんでした。
呉服屋さんから出てくるところを見た人々は呉服が生地のこととは知らず、「あの美しい着物が呉服というものか!」と勘違いしてしまいました。
この出来事があったことで、現代になっても呉服と着物は同じものだと認識してしまうようになったのです。
今日は呉服の日。
呉服屋スタッフとして、このことを書かずにはいられない!と思って今回のテーマにしてみました。
何百年という歴史がある中で、日本人がずっと勘違いし続けているというのはちょっと面白いですよね。笑
当時は着物を売っているお店は呉服屋、帯は帯屋、足袋は足袋屋など小物ひとつでも専門店があったそうです。
本当なら着物を一式揃えようと思ったら呉服屋・帯屋・足袋屋・草履屋.......とまだまだたくさんのお店をめぐらないと揃えられなかったようです。
ですが徐々に専門店はなくなっていき、今では呉服屋さんに行けば全てが揃うようになりました。
お店が減ってしまったのは悲しいですが、買う側としては便利になったとも言えますね。
紀久屋でも呉服・着物・和装小物などの販売をしております。
展示会では宝石やバッグも取り揃えております。
さらに、販売だけでなく着物のクリーニングや無料着付け教室も開催しています。
こうしてみると昔よりとんでもない進化を遂げていることにびっくり...!
着物好きになってくれる人が増えてほしいという思いで、たくさんの企画を作ったりと頑張っております( *`ω´)
着物のクリーニングについてはこちら
ちょっと着物に興味があるけど一歩踏み出せないという方、
着付けが気になっているという方、着物が好きだという方。
まずは一度紀久屋の無料着付け教室にお越しください!
入会金も授業料ももちろん無料です。
着物が初めてという方に、最初におすすめしています。
岡山本店・倉敷店・津山店・四万十店・高知教室で開催しています。お近くの教室にお問い合わせください。
他の呉服屋さんや着付け教室とは違い、料金も着物のレンタル料金も不要で気軽に参加していただけるからです。
着物の魅力をもっとたくさんの方に知ってほしいです(^ ^)
春から新しく参加してくださっている生徒さんも継続して着付けの練習を頑張っています。
一緒に着物の着付けをしてみませんか?
着付け教室については過去ブログでも紹介しているので見てみてくださいね♪
↓着付け教室ブログはこちら
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着物のお役立ち情報まとめ
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四万十店:0880-31-2150
ごふくの語呂合わせで呉服の日に認定されています!
紀久屋は呉服屋であり、着物屋です。
「え?呉服と着物って言い方の違いだけでしょ?」と思った方も多いことでしょう。
実は呼び方だけでなく、別物として区別されているのです。
・呉服とは
・着物とは
・呉服と着物の違い
・なぜ同じものだと認識してしまっているのか
・呉服をもっと好きになってほしい!
☆★無料着付け教室ご予約はこちら★☆
呉服とは
呉服の名前の由来となった出来事は弥生時代まで遡ります。
当時の中国は魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国で覇権争いをしていました。
この三国は三国志として今でも有名ですよね。
日本に絹織物が伝わったのは中国の呉からでした。
日本には絹から作った決め細やかで美しい生地を作る技術はまだなく、呉から伝わった絹織物の魅力や美しさに感動したと言います。
当時は生地のことを服(はとり)と呼んでいたので、呉から来た生地ということで呉服と呼ぶようになりました。
つまり、呉服=絹で織られた生地となります。
現代でいう反物を呉服とも言えるということですね。
着物とは
着物は、当時呉服と呼ばれていた反物を着られるように仕立てたものです。
日本では明治時代頃に西洋の文化である洋服が主流となりました。
普段着る服も洋服へと変化していった時、今まで着ていた服と分類を分けるために、反物で仕立てたものを着物と呼ぶようになりました。
洋服を着ている現代でも、お宮参り・七五三・成人式・結婚式など人生の大切な節目に正装として着用されていますね。
趣味として、着物を着ていろいろな場所へお出かけをするという人も増えています。
↓こちらは後楽園で振袖の前撮りをされたご家族様です。
着物を着られるお母様も多いです。
呉服と着物の違い
反物=呉服 反物を仕立てたもの=着物 となります。
呉服と着物は同じものだと思われがちですが、実は布と服という異なる意味を持っているのです。
紀久屋では仕立て上げる前の反物も、仕立て上がった後の着物も取り扱っています。
そのため、呉服屋であり着物屋であると言えるのです。
なぜ同じものだと認識してしまっているのか
この当時、仕立てる前の反物(呉服)だけを販売する呉服屋さんが誕生しました。
身分が高い人々は呉服屋で売られている反物を購入し、それを自分たちで仕立てて着用していました。
ですが江戸時代になると呉服屋さんで仕立てをして、着物の状態にしてから販売するようになったのです。
絹でできた反物はまだまだ高価で庶民には買えなかった時代。
呉服屋さんから出てきた身分の高い人は全員美しい着物を着用していて、庶民はとても憧れたそうです。
ですが、まだ呉服という言葉がなんなのか、呉服はどんなものなのか庶民には浸透していませんでした。
呉服屋さんから出てくるところを見た人々は呉服が生地のこととは知らず、「あの美しい着物が呉服というものか!」と勘違いしてしまいました。
この出来事があったことで、現代になっても呉服と着物は同じものだと認識してしまうようになったのです。
呉服をもっと好きになってほしい!
今日は呉服の日。
呉服屋スタッフとして、このことを書かずにはいられない!と思って今回のテーマにしてみました。
何百年という歴史がある中で、日本人がずっと勘違いし続けているというのはちょっと面白いですよね。笑
当時は着物を売っているお店は呉服屋、帯は帯屋、足袋は足袋屋など小物ひとつでも専門店があったそうです。
本当なら着物を一式揃えようと思ったら呉服屋・帯屋・足袋屋・草履屋.......とまだまだたくさんのお店をめぐらないと揃えられなかったようです。
ですが徐々に専門店はなくなっていき、今では呉服屋さんに行けば全てが揃うようになりました。
お店が減ってしまったのは悲しいですが、買う側としては便利になったとも言えますね。
紀久屋でも呉服・着物・和装小物などの販売をしております。
展示会では宝石やバッグも取り揃えております。
さらに、販売だけでなく着物のクリーニングや無料着付け教室も開催しています。
こうしてみると昔よりとんでもない進化を遂げていることにびっくり...!
着物好きになってくれる人が増えてほしいという思いで、たくさんの企画を作ったりと頑張っております( *`ω´)
着物のクリーニングについてはこちら
ちょっと着物に興味があるけど一歩踏み出せないという方、
着付けが気になっているという方、着物が好きだという方。
まずは一度紀久屋の無料着付け教室にお越しください!
入会金も授業料ももちろん無料です。
着物が初めてという方に、最初におすすめしています。
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他の呉服屋さんや着付け教室とは違い、料金も着物のレンタル料金も不要で気軽に参加していただけるからです。
着物の魅力をもっとたくさんの方に知ってほしいです(^ ^)
春から新しく参加してくださっている生徒さんも継続して着付けの練習を頑張っています。
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