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紀久屋スタッフブログ

袷の着物を単衣に仕立て替えるとは?|眠っている着物をもっと楽しむ方法
2026年06月25日

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着物を着るようになると、

「最近は単衣(ひとえ)を着る人が多いですよ」

そんな話を耳にすることが増えてきます。

 

着付け教室や着物好きの方との集まりでも、

「春や秋は単衣が一番活躍する」

という声を聞くことが少なくありません。

 

一方で、

「私が持っている着物は袷(あわせ)ばかり」

「母が嫁入りのときに持たせてくれた着物も全部袷」

という方も多いのではないでしょうか。

 

実は、そんな袷の着物は単衣へ仕立て替えることができます。

近年は気候の変化もあり、単衣の出番はますます増えています。

 

この記事では、

  • 袷を単衣に仕立て替えるとは何か
  • どんなメリットがあるのか
  • 実際のお客様の声
  • 仕立て替えの際に知っておきたいこと

を、着物初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

タンスに眠っている大切な着物が、これからもっと活躍する一枚になるかもしれません。


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袷の着物を単衣に仕立て替えるとは?

まずは「袷」と「単衣」の違いから見ていきましょう。

袷と単衣の違い

袷の着物は、

表地のほかに

  • 胴裏(どううら)
  • 八掛(はっかけ)

という裏地が付いています。

洋服で例えると、裏地付きのジャケットのようなイメージです。

そのため保温性があり、秋から春にかけて着ることを前提に作られています。

一方、単衣は裏地がありません。

裏地のないシャツやジャケットに近く、

  • 軽い
  • 風通しが良い
  • 動きやすい

という特徴があります。

袷・単衣の違いはこちらのブログ記事を参考にしてください▼

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仕立て替えでは何をするの?

袷から単衣への仕立て替えでは、

着物についている裏地を外し、一枚仕立ての着物に作り直します。

つまり、

袷の着物を、より長い季節に着やすい単衣へ生まれ変わらせること

が仕立て替えです。

見た目は大きく変わらなくても、着心地は大きく変わります。


着物はルールよりも「快適に楽しむこと」が大切


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着物には昔から、

  • 袷は秋から春
  • 単衣は初夏と初秋
  • 夏物は真夏

という着用時期の目安があります。

着物を習い始めると、このルールについて耳にすることも多いでしょう。

もちろん季節感を大切にすることは、着物文化の魅力のひとつです。

しかし近年は気候が大きく変わっています。

昔なら袷を着ていた時期でも、

「今日は暑いな」

と感じる日が増えました。

気候にあわせた着物選び

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着物は特別なもののように思われがちですが、本来は毎日着る衣服です。

だからこそ、

ルールを守ることだけでなく、その日の気候や体感に合わせて快適に過ごすことが大切です。

実際に着物をよく着る方の中には、

気温に合わせて単衣を長めに着用する方もたくさんいらっしゃいます。

無理をして暑い袷を着るよりも、

快適に過ごせる着物を選ぶ方が、着物を長く楽しむことにつながります。

単衣への仕立て替えは、現代の気候に合わせた着物との付き合い方のひとつともいえるでしょう。


袷を単衣に仕立て替える4つのメリット

では、なぜ最近になって仕立て替えを希望する方が増えているのでしょうか。

① 着られる期間が増える

一番大きなメリットはここです。

最近は

「袷では暑い」

と感じる日が増えています。

特に春と秋は、

朝晩は涼しくても昼間は暑いことが珍しくありません。

そんなときに活躍するのが単衣です。

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単衣が活躍するシーン

  • お花見
  • ランチ会
  • 美術館めぐり
  • お茶会
  • 観劇
  • 旅行
  • 着付け教室

など

気軽なお出かけにもぴったりです。

着物を着る機会そのものが増えるため、

「せっかく持っている着物をもっと楽しみたい」

という方には大きなメリットです。

② 着物が軽くなり快適になる

裏地を外すことで着物全体が軽くなります。

着物に慣れていない方は、

  • 重い
  • 暑い
  • 長時間着ると疲れる

と感じることもあります。

単衣になると身体への負担が少なくなり、

気軽に着物を楽しみやすくなります。

③ タンスに眠る着物を活用できる

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お母さまやお祖母さまから譲り受けた着物。

大切な思い出があるからこそ、

手放せない方も多いと思います。

しかし、

「袷だから出番がない」

「着たいけれど季節が合わない」

という理由でタンスに眠っていることもあります。

単衣に仕立て替えることで、

今の気候に合わせて再び活躍させることができます。

④ 新しく単衣を買うより経済的な場合がある

仕立て替えには費用がかかりますが、

新しく反物から単衣を誂(あつら)えるより費用を抑えられる場合があります。

さらに、

  • 気に入っている柄
  • 好きな色
  • 思い出のある着物

をそのまま活かせるのも魅力です。


「着物は疲れる」と感じている方にこそ単衣を体験してほしい

私たちが日々お客様とお話ししている中で、

「着物は苦手なんです」

という声をいただくことがあります。

理由をお聞きすると、

  • 苦しかった
  • 肩がこった
  • 重かった
  • 疲れた

という着心地に関するものがほとんどです。

実はその経験、多くが袷の着物です

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よくお話を伺うと、

その経験の多くは

  • 成人式の振袖
  • 結婚式の訪問着
  • 入学式や卒業式の着物

などを着たときの思い出です。

これらはフォーマルな着物であり、多くが袷仕立てです。

また帯も格式の高いものを締めるため、

どうしても重さが増します。

その結果、

「着物=重い・苦しい・疲れる」

という印象を持ってしまう方も少なくありません。

単衣を着たことがある方は意外と少ない

実は、

単衣の着物を着た経験がある方は意外と多くありません。

ところが実際に体験されたお客様からは、

「思ったよりずっと楽でした」

「こんなに軽いとは思いませんでした」

「これなら気軽に着られます」

という声をいただくことがよくあります。

単衣は裏地がないため軽く、

身体への負担も少なくなります。

もし過去の経験から

「着物は疲れるもの」

と思っているなら、

ぜひ一度単衣の着心地を体験してみてください。

着物のイメージが大きく変わるかもしれません。
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仕立て替えの際は寸法の見直しもおすすめ

お母さまやお祖母さまから譲り受けた着物の場合、

寸法がご自身に合っていないことも少なくありません。

  • 裄(ゆき)
  • 身丈(みたけ)
  • 身幅(みはば)

などが合わないと、

着にくさや着崩れの原因になることがあります。

 

自分サイズの着物は着心地がまったく違う

私たちがお客様からよくいただく感想のひとつが、

「こんなに楽だったんですね」

という言葉です。

寸法が合った着物は、

  • 着崩れしにくい
  • 動きやすい
  • 疲れにくい

という大きなメリットがあります。

実は、

着物が苦しい原因が着付けではなく、寸法の合わない着物だったというケースも少なくありません。

せっかく単衣へ仕立て替えるなら、

ぜひ合わせて寸法も見直してみてください。

受け継いだ大切な着物が、

まるで自分のために誂えた一枚のようによみがえります。

まずは紀久屋へ相談を

ただし、

すべての着物が仕立て替えに向いているわけではありません。

  • 生地の状態
  • 汚れの有無
  • 寸法直しの可否

などによって判断が必要になります。

着物の状態を正しく把握するには、仕立ての知識のある人間が、着物を直接見るのが一番です。

もし、お持ちのお着物を、単衣への仕立て替えを検討されているなら
まずは紀久屋にご相談ください。


まとめ|袷の着物は単衣に仕立て替えることで新しい活躍の場が生まれる

袷の着物を単衣に仕立て替えるとは、

裏地を外し、一枚仕立ての着物へ作り直すことです。

仕立て替えによって、

  • 着られる期間が増える
  • 軽くて快適になる
  • 思い出の着物を活用できる
  • 新しく買うより経済的な場合がある

という多くのメリットがあります。

さらに、

  • 現代の気候に合わせて快適に着物を楽しめる
  • 「着物は疲れる」という印象が変わる可能性がある
  • 自分の寸法に合わせて仕立て直すこともできる

という魅力もあります。

タンスに眠っている袷の着物は、もしかするとこれからの季節に大活躍する一枚になるかもしれません。

「この着物も単衣にできるかな?」

そう思われたら、ぜひ一度ご相談ください。

お母さまやお祖母さまから受け継いだ大切な着物を、これからも長く楽しむためのお手伝いをさせていただきます

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