
「大創業祭」を開催いたします!!
紀久屋の創業から今日までの感謝を込めて、
今回もさまざまな企画を開催いたします。
その中でもひときわ注目を集めているのが...
目玉企画、
一竹辻が花です!!
美術品のような存在感として知られる一竹辻が花を、
なんとたくさんの色柄で取り揃えることができました...!
さらに、幻の逸品の特別展示もございます。
着物好きの方はもちろん、
「一竹辻が花を一目見てみたい」と思っていた方にも
ぜひご覧いただきたい、この夏だけの特別なイベントです。
祖母・母・娘の三世代にわたって受け継がれる美しさを持っています。
今回のブログでは一竹辻が花の魅力と、
紀久屋の大創業祭でしか味わえない体験について
たっぷりとご紹介していきます!
幻の技法「一竹辻が花」とは?
一竹辻が花が特別と呼ばれる理由
祖母・母・娘 3台で受け継ぐ色と伝統
様々な色柄から選べるという貴重な品揃え
紀久屋でしか味わえない特別な時間
幻の技法「一竹辻が花」とは?
一竹辻が花 (いっちくつじがはな) という響きを聞いただけで心がざわめくような、
幻想的な美しさがあります。
けれど、まだその名前をご存知ない方も多いかもしれません。
室町時代から桃山時代にかけて発展してきた辻が花という技法。
ですが、桃山時代の終了とともに衰退していきました。
20歳の久保田一竹が東京国立博物館で出会った
室町時代の辻が花を見て、衝撃を受けたと言います。
しかし、太平洋戦争などで研究をすることができず、
40歳でようやく辻が花の研究を始めました。
そしてついに60歳の時に当時の技術を
再現した「一竹辻が花」を完成させたのです。
久保田一竹が作る辻が花は絞りの技法に加え、
墨書きや重ね染めなどを組み合わせ、
着物全体が一枚の絵画のような奥行きと立体感を
持っています。
一竹辻が花は、一目見ただけで
他の着物とは異なる存在感を感じさせてくれます。
一竹辻が花が特別と呼ばれる理由
一竹辻が花が幻の染めとまで呼ばれる理由。
それは制作技術の複雑さと、
デザインの奥深さにあります。
まず下絵を描きます。消える染料などで反物に直接描きます。
そして絞り→染め→解くを繰り返していきます。
染めたくない部分を糸で絞ることで、染料につけても
白く残るのです。それを色ごとに何度も何度も繰り返します。
ひとつの反物に何年もかけて向き合い、
絞り、染め、描き、また染め....
まさに命を込めて作るという言葉が
ふさわしい職人技なのです。
一竹辻が花は
美術品としての価値が極めて高く、
山梨県にある久保田一竹美術館で展示されています。
なんとこちらの美術館、数十年前のサザエさんに登場しています。
波平さんとフネさんが二人でゆっくりと
一竹辻が花を眺めるというシーンがあります。
紀久屋では延々とその様子を流していますので、
ご来店の際は一度見てみてくださいね。
大創業祭でしか見られない奇跡の一点
今回なんと、久保田一竹先生が制作した、
作品集にも掲載されている秘蔵の
逸品の特別展示が決定!!!
久保田一竹が追い求めた自然美と構築美が
絶妙に融合し、静かなる気品が満ちている作品です。
通常はまず見ることのできない貴重な作品が、
この度紀久屋全店を順番にまわって展示していただけることになりました。
その価値は値段にすると約5億円とも言われています!!!
5億円ってゼロがいくつあればいいのでしょう....
紀久屋スタッフもドキドキです...
作品集や画面越しでは伝わらない、
本物の力を目で見て感じてみてください。
祖母・母・娘 3台で受け継ぐ色と伝統
一竹辻が花のもうひとつの大きな魅力は、
「世代を超えて受け継げる」ということ。
それは着物の耐久性や品質の良さだけではありません。
久保田一竹先生の色彩設計は非常に独特。
紫、青、深い緑などの重厚な色合いの中に、
ほんのり光を感じさせてくれるぼかしや
グラデーションがあり、
どの世代が袖を通しても不思議なほど
似合うものなのです。
着物は年齢によって似合う柄が変わりやすい...
と思っている方も多いかもしれませんが、
一竹辻が花は違います。
お祖母様が大切に着ていた一竹辻が花の着物を、
お母様が帯を変えてアレンジし、
お嬢様が今のデザインの小物や草履を合わせて楽しむ。
そんな親子三世代での着回しができてしまうのが、
一竹作品の奥深さであり、「着る芸術」である証拠です。
そして、どの世代もデザインの違和感がなく
自然と似合う色柄になるように計算し尽くされているのです。
様々な色柄から選べるという貴重な品揃え
「一竹辻が花の着物が、たくさんの色柄から選べる」
このフレーズを聞いただけで、呉服屋業界からは
驚きの声が上がるほど。
なぜなら一竹辻が花は年間に制作される数も多くないためです。
さらに完成作品は美術館に展示されるような逸品ばかり。
所蔵品として扱われるため、たくさんの種類の中から比較できるのは
非常に稀で貴重な機会なのです。
紀久屋の創業祭では、色も柄も異なる一竹辻が花の着物や帯が
一同に揃います。
重厚感のある深い色合いから、やさしく可愛らしい淡い色...
同じ辻が花といっても、一着一着がまったく異なる
雰囲気を見せてくれるのです。
実際に着物を目の前で見て、ふれて、着比べられる機会は本当に貴重です...!
自分の感性と響き合う運命の一枚と出会えるのが今回の大創業祭です。
紀久屋でしか味わえない特別な時間
一竹辻が花をこれほどの規模と内容でご覧いただけるという
機会は本当に貴重です!
美術館でガラス越しに静かに眺めるのもいいですが、
今回は実際に手に取って布の質感や重み、
光によってゆっくりと移ろう色彩....
さらに絞りの立体感も間近で感じることができます。
開催スケジュールはこちら
【四万十展】2025年 8月 8日(金). 9日(土). 10日(日)【岡山展】2025年 8月 22日(金). 23日(土). 24日(日). 25日(月)
【高知展】2025年 8月 28日(木). 29日(金). 30日(土). 31日(日)
【倉敷展】2025年 9月 5日(金). 6日(土). 7日(日). 8日(月)
【津山展】2025年 9月 12日(金). 13日(土). 14日(日). 15日(月・祝)
【宇和島展】2025年 9月 19日(金). 20日(土). 21日(日)webまたはお電話にて事前にご予約ください!「一生に一度は着てみたい」と思っていた方はもちろん、
着物のことをまったく知らないという方でも、
心からおすすめしたい展示会です。
世代を超えて感動を分かち合える着る芸術、
一竹辻が花が一堂に揃うのは大創業祭だけ!
スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◆お電話でのお問い合わせ◆
(定休日:毎週火曜日)岡山本店:086-232-7766倉敷店:086-422-2100津山店:0868-32-5298四万十店:0880-31-2150◎おすすめブログ◎