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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

紀久屋スタッフブログ

たとう紙とは?着物の保管に欠かせない理由と使い方
2025年04月14日
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着物をお持ちの方なら一度は目にしたことがあるたとう紙(たとうし)。

ですが、たとう紙の役割や重要性について

意外と知らない人も多いはず。



今回は、着物の保管に欠かせないたとう紙について、

分かりやすく解説していきます。



たとう紙とは?

主な役割

交換するタイミング

正しい使い方

キレイを保つひとつの習慣

着物は着てこそ、もっと好きになる


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たとう紙とは?


タンスを開けてみると、

着物を包んでいるあの和紙の包み。

それがたとう紙です。



たとう紙とは、和紙でできた包み紙のことで、

着物や帯を保管するために使われるものです。

和紙は普通の紙よりも繊維の間の空間が大きいため、

通気性が良いという性質を持っています。

さらに、湿度を自然に調整してくれるため、

着物を美しいまま保管するのに適しています。



見た目はシンプルな紙ですが、

実はとても重要な役割をもっているのです。


主な役割


たとう紙には、大きく分けてこの3つの役割があります。


①ホコリやよごれから守ってくれる

着物をたとう紙で包むことで、

直接ホコリやよごれが着物につくのを

防いでくれます。

ちょっとしたチリや、

どこかにひっかけてしまったりなど...

着物にはとても大きなダメージに

なってしまうこともあるのです。


②湿気を逃がしてカビを防いでくれる
和紙は湿気を適度に調整してくれるため、

着物にカビが発生するのを防いでくれます。

実はたとう紙にはたくさんの

便利な性質があるのです。


③シワが付くのを防いでくれる

着物を美しく畳んだ状態で包むので、

型崩れやシワがつくのを防いでくれます。

保管中にシワや折れ目が付くのを

避けるためにも、

丁寧にたたんでたとう紙に包んでおきましょう。

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交換するタイミング


意外と忘れがちなのが、

たとう紙を交換するタイミング。

「いつ交換すればいいの?」という声も

お客様からよくお聞きします。


↓ 交換の目安になるサインはこちら ↓

・たとう紙が黄ばんできた

・たとう紙にシワや折れが増えた

・湿気を含んでいる



交換の目安としては、1〜2年に一度

理想的とされています。



半永久的に使える乾燥剤や除湿剤とは違い、

たとう紙は時間とともに劣化するものです。

古いまま使い続けていると、

かえって着物に悪影響を

与えてしまうことも...



実際に紀久屋に着物のクリーニングで

持ってこられたお客様の中には、

たとう紙がかなり古くなって変色していたために、

着物にカビが生えてしまっていたという

ケースもありました( ; ; )



定期的にタンスを確認して、

たとう紙を新しく交換しましょう◎



もちろん紀久屋でもたとう紙を

取り扱っておりますので、

お困りのことがあれば

お気軽にお立ち寄りくださいね!


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正しい使い方


たとう紙の使い方はとっても簡単です。



①綺麗に畳んだ着物or帯を中心に置く

 ※たとう紙一枚につき、着物一枚です。

  帯を一緒に入れないように注意。



②左右の紙を折り目にそって折る

 紐がついている場合は結んでもよい

 (結び目の型が気になる方は結ばなくてもOK!)



③下の紙を折る

④上の紙を折る

⑤紐を軽く結んでタンスの中へ

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キレイを保つひとつの習慣


たとう紙は着物を守るために

欠かせない大事なアイテムです。

名前を初めて聞いたという人も多いかもしれませんね。


着物を陰で支えてくれる大切な存在です。

季節の変わり目や衣替えをするタイミングで、

たとう紙の点検をしてみるのもおすすめです◎



着物は着てこそ、もっと好きになる


たとう紙のことを知ることで、

着物を持っていることの意味や

その扱い方に改めて意識が向くことがあります。

しまいっぱなしになっているタンスの中を

のぞいてみませんか?

自分で着られるようになってみるというのも、

とっても素敵な選択肢です。



紀久屋では、初心者の方でも安心して通える

無料着付け教室を開催しています!



何度でも無料で参加していただけます。

無料と聞くと、「着物を買わされるのでは...」

という心配が大きいと思います。

ですが!紀久屋では着物の売りつけや

教室用の着物の購入義務など

一切ございません!



自分のペースでゆっくり学べますし、

お家にある着物を着てみたいという

方にもぴったりです。



タンスの中に眠っている着物を

久しぶりに広げてみたら、

思っていた以上にキレイで...

そんな一枚を自分で着られるようになったら、

もっと特別な存在に感じられるはずです。


まずは気軽に体験・見学から始めてみませんか?

紀久屋の無料着付け教室は、

岡山本店倉敷店津山店四万十店高知教室で開催中!!


◆お電話でのお問い合わせ◆

(定休日:毎週火曜日)

岡山本店:086-232-7766

倉敷店:086-422-2100

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