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紀久屋スタッフブログ

夏の着物は汗が心配?ポイントは着用後の陰干しのひと手間!
2026年07月08日
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夏の着物のお手入れは大変?


「夏に着物を着てみたいけれど、汗で傷まないかな?」

「汗をかいたら、そのまましまっても大丈夫?」

「クリーニングに毎回出さないといけないの?」

このような疑問をお持ちの方は、とても多くいらっしゃいます。

実際に、お客さまが着物を着た後に一番多い質問が「汗をかいた後のお手入れ」についてです。

特に着物を始めたばかりの方は、「着物は難しそう」「お手入れが大変そう」というイメージを持たれがちです。

でも、ご安心ください。

 

実は夏の着物で一番大切なのは、高価なお手入れではありません。

 

「着たあとにしっかり乾かしてあげること」

「タンスにしまう前に、クリーニングできれいにしてからしまうこと」

 

たったこれだけで、大切な着物を長くきれいに着続けられる可能性がぐっと高くなります。

もちろん、汗の量や素材によっては専門のお手入れが必要な場合もあります。しかし、きちんとお手入れをすれば、一度着ただけで毎回クリーニングに出さなければいけないわけではありません。

 

この記事では、

  • 夏の着物が汗で傷む理由
  • 着用後に必ずやってほしい陰干し
  • 汗対策のコツ
  • 長く着物を楽しむためのお手入れ

を、着物初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

 

「着物って意外と難しくないんだ。」

そう感じていただけたら、とてもうれしいです。



夏の着物は「汗」と「湿気」が一番の大敵です

夏の着物が傷みやすい理由

着物は、とてもデリケートな衣服です。

特に正絹(しょうけん)の着物は、人の髪の毛と同じたんぱく質でできています。

そのため、

  • 湿気
  • 皮脂(ひし)
  • 高温

が長い時間残ってしまうと、シミや黄ばみ、カビの原因になってしまいます。

 

「汗そのもの」よりも怖いのは、汗を残したまましまうことです。

 

汗には水分だけでなく塩分や皮脂も含まれています。最初は目に見えなくても、数か月後、数年後に黄ばみとして出てくることもあります。

夏場に着た白いTシャツやブラウスをしまっていると、何か月もあとになってシミや黄ばみになっていたことはありませんか?

 

それと同じように、着物でも着た直後はきれいでも、あとから汗の成分で変色してくることはよくあります。

 

昔に着た訪問着や長襦袢を、「きれいだから大丈夫」とそのまましまい、10年後、20年後にシミになっていたというケースは、着物のお手入れをしていると決して珍しくありません。

大切な着物ほど、見た目のきれいさに惑わされず、着た後のお手入れが大切です。

 

着物を着た日に必ずしたいお手入れ方法

一番大切なのは「陰干し」です

夏のお手入れで、一番大切なのが陰干しです。

着物を脱いだら、次の4つを意識しましょう。

 

✓ 着物ハンガーに掛ける

✓ 風通しの良い部屋で陰干しする

✓ 1~2時間ほど湿気を飛ばす

✓ 直射日光には当てない

 

着物ハンガーがなくても、突っ張り棒や物干しざおなどで代用できます。

 

「干す」というと日光に当てたくなりますが、着物は違います。

 

直射日光は、

  • 色あせ
  • 黄ばみ
  • 生地の傷み

の原因になります。

 

必ず日陰で風を通しましょう。

 

汗をたくさんかいた日はどうする?


夏祭りやお茶会、旅行などで一日中着物を着ていると、たくさん汗をかくこともあります。

 

そんな日は、陰干しだけでは汗の成分が残ってしまう場合があります。

 

特に正絹の着物は、見えない汗が後から黄ばみになることがあります。

そのような場合は、「汗抜き」という専門のお手入れがおすすめです。

 

汗抜きと丸洗いの違い

初心者の方が迷いやすいのが、「汗抜き」と「丸洗い」の違いです。

 

汗抜きは、汗に含まれる塩分などの水溶性の汚れを落とすためのお手入れです。夏場にたくさん汗をかいた着物や、より肌に近い長襦袢のお手入れに適しています。

 

一方、丸洗いは、皮脂やホコリなど油性の汚れや全体の汚れを落とすお手入れです。シーズンが終わって収納する前などによく行われます。

 

どちらが必要かわからない場合は、無理に判断する必要はありません。

紀久屋に着物をお持ちいただければ、経験豊富なスタッフが状態を確認し、最適なお手入れをご案内いたします。

素材によってお手入れ方法は変わります

着物にはさまざまな素材があります。

正絹は美しく高級感がありますが、水洗いは基本的にできません。

木綿は丈夫で、ご家庭で洗えるものも多くあります。

は吸水性・速乾性に優れ、夏にぴったりです。

洗える着物(化学繊維)は、ご家庭でお手入れできるものも多く、初心者にも人気があります。

まずは、ご自分の着物の素材を知ることがお手入れの第一歩です。

わからない場合は、ぜひ紀久屋へご相談ください。


保管前のお手入れで着物の寿命は変わります

汗取りインナーは夏の強い味方です



最近では、夏でも快適に着物を楽しめる便利なアイテムが増えています。

綿や麻素材の肌着は汗をしっかり吸収し、和装専用インナーには汗取りパッド付きのものもあります。

 

「インナーを変えただけで、着物がずいぶん楽になりました。」

 

というお客様の声も多くいただいています。

汗を完全になくすことはできません。

だからこそ、汗を着物まで届かせない工夫が大切です。

夏にオススメのアイテムは
▼こちらの記事をご参照ください▼

保管するときのポイント

着物を着た後は、

✓ 陰干しをして十分に乾かす

✓ シーズンが終わったらクリーニングや汗抜きをする

✓ たとう紙は1~2年を目安に交換する

この3つを意識するだけで、着物の状態は大きく変わります。

汗は時間がたってから黄ばみになることがあります。

 

「見た目はきれいだから大丈夫。」

と思ってしまうのが、一番危険です。

やってはいけないお手入れ

初心者の方がやってしまいがちなお手入れもあります。

  • 直射日光で干す
  • 汗ジミをゴシゴシこする
  • 漂白剤を使う
  • 一般的な消臭スプレーをかける
  • 汗をかいたまますぐタンスへしまう

どれも着物を傷める原因になります。

困ったときほど、自分で何とかしようとせず、専門店へ相談することをおすすめします。


まとめ|夏のお手入れを覚えれば、着物はもっと気軽に楽しめます

最後に、大切なポイントをまとめます。

✓ 着物を脱いだら、まず陰干しをする

✓ 汗をたくさんかいた日は汗抜きを検討する

✓ シーズンが終わったらクリーニングをしてから収納する

✓ わからないときは専門店へ相談する

着物は、正しくお手入れをすれば何十年も着続けることができます。

実際に、お母様やお祖母様から受け継いだ着物を大切に着ていらっしゃるお客様も少なくありません。

だからこそ、一回一回のお手入れが、未来の着物の美しさにつながります。

紀久屋では、着物のお手入れや保管方法のご相談はもちろん、シミ抜きや汗抜き、丸洗いなども承っています。

「汗をかいたけれど、クリーニングが必要かわからない。」

「これは汗ジミなの?それとも別のシミ?」

そんな小さな疑問でも大丈夫です。

お気軽にご相談ください。

皆さまの大切な着物が、これからも長く、美しく着続けられるよう、スタッフ一同心を込めてお手伝いいたします。

 



 

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(定休日:毎週火曜日)

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