紀久屋スタッフブログ
2024年09月26日
季節の変わり目だからこそ気になる、
着物のお手入れについての話題です。
長く美しい状態を保つために欠かせませんね。
特に今のように気温や湿度の変化が大きい時期には
着物に影響が出てしまうことが多いのです...
今回はお手入れの中でもまず最初にすること、
「陰干し」に焦点を当てて、
正しい方法や注意点について紹介します。
陰干し、できていますか?
陰干しとは?
干すタイミング
陰干しの手順
着物のお手入れは紀久屋におまかせください!
ちなみに、小物のお手入れ方法については
こちらをご覧ください
陰干し、できていますか?
着物を着た後そのままたたんで
タンスにしまっていませんか?
それ、絶対にダメです!!
着物を着た後はまず、陰干しという作業が必要です。
夏に着た着物は湿気がこもりやすいので、
必ずやっておきましょう。
次から詳しく解説していきます。
陰干しとは?
陰干しとは、名前の通り太陽の光が当たらない日陰で
着物を干して湿気を飛ばすお手入れ方法です。
陰干しにはたくさんのメリットがあります。
着物を着た時、寒い冬であっても必ず汗をかいています。
着物は湿気に弱いため、
陰干しをして生地に含んだ湿気を飛ばす必要があります。
湿気を含んだままタンスへしまうと、
カビの原因になったり、汗ジミが広範囲に
浮き出てきてしまうことも...!(T-T)
さらに着物を干すことで全体がよく見えるため、
着ている時には気づかなかったよごれやほつれなどを
隅々まで確認することができます。
早めのお手入れが重要なので、
よごれを見つけたら早めに対処しましょう。
干しておくことでシワも自然に伸びるため、
次に着る時にも心地よく着ることができます。
干すタイミング
陰干しは、着物を着用した後に行います。
季節関係なく必ず陰干しをしておきましょう。
タンスに長期間保管していた着物も、
着る前に一度陰干しをしておくと
臭いやたたみシワも気にならなくなるのでおすすめです。
陰干しの手順
1. 晴れた日に
湿気を飛ばすことが目的の陰干しでは、
雨の日厳禁!!
カラッと晴れた日に行います。
2. 直射日光を避けた場所
長時間太陽の光が同じところに当たると、
色あせの原因になってしまいます。
名前の通り室内の中で日陰になっている場所で陰干しします。
3. 風通しをよくする
風通しのよくなる環境を作ります。
窓を開けて空気の流れを作ったり、
気になる場合は扇風機で風を送ると効果的です。
4. ハンガーにかける
きもの用ハンガーに着物・長襦袢・帯をかけます。
帯締め・帯揚げは洋服のハンガーにかけて
同じように湿気を飛ばします。
シワにならないように綺麗にかけましょう。
5. 半日ほど干した後はたたんでクリーニングへ
半日ほどじっくりと陰干しをした後は、
新しいシワを作ってしまわないように
綺麗にたたみます。
着用後は目に見えないよごれでも、
しまいっぱなしにすると浮き出てくることも...
陰干しをした後は必ずきもの専門の
クリーニングに出しましょう。
着物のお手入れは紀久屋におまかせください!
紀久屋では、着物専門のクリーニングを承っております。
シミやカビなど、気になるよごれがありましたら
ぜひ紀久屋までお持ちください。
プロの呉服屋スタッフが点検いたします。
美しい着物をより長く、美しいままで楽しむために、
「?」と思ったらお気軽にお問い合わせくださいね。
クリーニングだけでなく、
「きもののたたみ方がわからない!」という場合は
無料でスタッフが綺麗にたたみますので
ご安心ください!
着物の良さを次の世代、次の世代へと受け継いでいくため。
来年も同じ着物を着て楽しむため。
きちんとしたお手入れをすることはとっても大切です。
季節の変わり目だからこそ、
お家のきものを見直してみませんか?
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます❤︎
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