紀久屋スタッフブログ
2024年09月09日
着物を着る時に必ず必要な長襦袢(ながじゅばん)。
着物の中に着る肌着という役割と思われがちですが、
実は着付けに絶対に欠かせないアイテムなのです。
・長襦袢の役割
・肌襦袢との違い
・正しいお手入れ方法
・長襦袢もコーディネートの一部
・着物を着るのに欠かせない長襦袢
・長襦袢の役割
長襦袢の役割としては二つあります。
①汗や皮脂から着物を守る
②衿元を美しく見せる
①汗や皮脂から着物を守る
正絹の着物は湿気に弱く、
直接着るとすぐによごれてしまいます...
なので、着物が直接肌にふれるのを防ぐために、
着物の下に長襦袢を着ます。
着物には水を弾くガード加工をすることが多いですが、
汗を吸うことが役割なので長襦袢には
ガード加工をしないのです。
下着のような役割をしてくれます。
②衿元を美しく見せる
着物を守ってくれるだけでなく、
着姿を美しく見せるという役割もしてくれます。
長襦袢は着付けをする時の土台となります。
長襦袢を綺麗に着付けできていないと、
上から着る着物もうまく着られません。
全体の印象を決めるのは長襦袢の着付けなのです。
その中でも顔に近い衿元というのは
美しい着姿にするためにとても重要です。
↓ 衿元が綺麗だと着姿もすっきり美しく見えます。
肌襦袢との違い
同じような言葉で肌襦袢(はだじゅばん)というものがあります。
肌着とも呼ばれています。
言葉は似ていますが、肌襦袢は長襦袢の中に着るものです。
ワンピースタイプや上下で分かれている二部式のものもあります。
長襦袢とは別物なのでご注意ください。
基本的な着付けの順番は
肌着→補正→長襦袢→着物→帯 となります。
↓肌襦袢(肌着)です
正しいお手入れ方法
どんなに寒い冬の日でも、
長襦袢は必ず汗を吸っています。
着用後はまずお家で半日〜1日ほど
陰干しをしましょう。
その後は必ず着物専門のクリーニングに
出してからタンスにしまいます。
正絹でできているものはお家で
洗濯ができないので注意!
基本的には丸洗いだけでいいのですが、
汗抜きが必要な場合があります。
脇の部分がシワになっているのが、
汗をかいている証拠です。
紀久屋ではどんなお手入れが必要なのか
プロのスタッフが点検しますのでご安心ください。
↓ 洗いキャンペーンもご利用ください!
長襦袢もコーディネートの一部
長襦袢は外からまったく見えないと思われがちですが、
袖からちらっと見える部分でアクセントを出すことができます。
色が分かりやすい振袖で見てみましょう。
こちらは濃い緑の振袖の中に、
袖口が赤色の長襦袢を着ています。
落ち着いた緑色コーデですが
袖口の深い赤色がアクセントとなっています。
また、どんな半衿を選ぶかで
コーディネートの印象ががらりと変わります。
刺繍や手書きの柄が付いている半衿で
衿元のオシャレも楽しめます。
こちらの写真は色は目立ちにくいですが
華やかな柄の刺繍が施されています。
着物を着るのに欠かせない長襦袢
長襦袢は着物の中に着る肌着としてだけでなく、
美しい着姿のために欠かせないアイテムです。
着付け教室でも、まず長襦袢を完璧に着られるように
なってから着物を練習するという先生も。
着姿の土台となってくれる他に、
コーディネートの一部としても役立つことがわかりました。
着物と同様に、長襦袢も季節によって素材が異なります。
TPOに応じていろいろな組み合わせを楽しんでみてくださいね。
紀久屋の着付け教室は、
着付けが始めてという初心者さんも
安心して通える教室です!
今回紹介した長襦袢は、着付けする時に
とっても重要な部分です。
一からしっかりとサポートいたします。
岡山本店・倉敷店・津山店・四万十店・高知教室にて
無料で開催しています。
長襦袢のコーディネートに困ったという着物好きさんも、
ぜひ着付け教室に通ってオシャレ度をアップさせましょう(^○^)
着物がもーっと好きになる、
紀久屋の無料着付け教室へぜひお越しください♪
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