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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

振袖で繋がる家族の絆
2024年08月16日
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夏休み
は振袖選びに来られる方が多い時期!

高校生・大学生さんはご家族との予定も合いやすいので

ゆっくりと時間をかけて振袖選びができるのが今なんです。



紀久屋でも8〜9月のご来店予約が続々と入ってきています。



ということで...

今回は私の振袖エピソードについてお話ししようかなと思います。

皆さんは自分が選ぶ時、または親の立場だった時、

どんな振袖の思い出がありますか?

私には母と一緒に振袖準備をした、大切な思い出があります。



・大学の夏休み

・驚きのエピソード

・振袖を始めて見て

・祖母の思い

・着るもの以上の意味

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大学の夏休み


当時大学生だった私は、8月の上旬頃の夏休みに

振袖準備を始めました。



どうしようかと考え始めた頃、

「私の実家に帰ったら振袖があるかもしれないよ。

 一回見に行ってみたら?」

と母が教えてくれました。



大学の長い夏休みを利用して、

母の実家に行って振袖を見に行くことにしました。



ちょうどお盆の時に家族みんなの休みが合う日があったので、

お墓参りも兼ねて母の実家へ。

「うすいピンク色だったような....どこにしまってたかな...」

と、母はかなりうろおぼえのようでした。笑



小さい頃は祖父の家によく行っていたのですが、

高校、大学生ともなると学校やバイトで

なかなか行けていませんでした。



振袖のおかげでゆっくりと祖父の家で過ごすことができる

いいきっかけになりました。

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驚きのエピソード


祖父の家に行く道中、驚きのエピソードを教えてくれました。

なんと母が着た振袖は母の姉、つまり私の叔母も着ていたそうです。

さらに、叔母は友達の結婚式にも着て行ったと言います。



母の振袖だと思っていたら、最初は叔母が着た振袖だったのです。

この当時は着物の知識なんてまったくなく、

「振袖っていろんな人が着られるし、

 何回も着ていけるんだ」と新たな発見でした。



一枚の振袖が何度も着られていることを知って

どれだけこの振袖が特別で、大切にされてきたのかが

分かりました。

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振袖を始めて見て


母の実家にて、叔母がタンスから振袖を出してくれました。

たとう紙という着物を入れる紙に包まれて、

とても丁寧に保管されていました。



薄いピンク色の振袖に、手書きによる繊細なが描かれていました。

綺麗に保管されていたからか、よごれも少なく、

少しシミ抜きをするくらいで着られるようでした。



実家に来る前にエピソードを聞いていたので、

この振袖にはたくさんの思い出が詰まっているんだと

思わず心が温まりました。



振袖をじっくり見ている時、

母と叔母はこの振袖についての思い出を

懐かしそうに話していました。



この振袖を通じて、私も母と叔母の歴史に加われるんだ、と

心から感じることができた時間でした。

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祖母の思い


叔母「◯◯ちゃんに着てもらえるなら、

おばあちゃんも喜ぶと思うよ」



母「私たち、こんなにいい振袖を

作ってくれていたんだ」



振袖を見ながらふと祖母の話になりました。

私は祖母に会ったことがありませんが、

振袖を作ってあげた時どんな気持ちだったのでしょうか。

小さい二人と一緒に相談して決めたのでしょうか。

孫も着てくれたと知ったら、

もっと喜んでくれているはず。



私はこの振袖を着ることに決めました。


夕方涼しくなってから、お墓参りに行きました。

心の中で、祖母に振袖のことを報告をしました。

このことで、より成人式が楽しみになりました。

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着るもの以上の意味


振袖はただ成人式に着るものだけでなく、

それ以上の意味を持っていると思います。

数年経ってからこの時のエピソードを書いてみると、

あの頃よりももっと感慨深く、じーんと来るものがありますね...。



代々受け継がれて世代を超えて大切にされている振袖。

この振袖が着られてよかったと、今でも強く思っています。



ひとつの振袖がどれだけの思い出を紡いできたか、

そしてこれからもどれだけ多くの思い出を作っていくかを考えると、

振袖の持つ特別な意味を感じられずにいられません。



この夏、もし振袖選びで迷われている方がいれば、

ぜひご家族に振袖に関するエピソードを聞いてみてくださいね。

とっても素敵な思い出が詰まった振袖に出会えるかもしれません♪



紀久屋の無料着方教室では、振袖をお嬢様に着付ける

他装も習得可能です!

お母様の手で着付けしてあげることで、より思い出に残る

成人式になること間違いなしです。




もし将来私の子どもが女の子だったらどうしようかな...?

なんて想像もしてしまうような、

特別な一日になりました(^ ^)

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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