紀久屋スタッフブログ
2024年07月21日
ゆかたは日本の夏には欠かせないアイテムです。
昔から愛される伝統的な柄だけでなく、
最新のトレンドを取り入れたものなど多様なデザインやスタイルのものが登場しています。
どちらを選ぶべきか悩む方もきっと多いはず!
そこでこちらのブログでは、伝統柄と流行柄の魅力について解説していきます。
自分の好みに合わせて選んでみてくださいね。
・伝統的なゆかた
・トレンドゆかた
・ゆかたの帯選び
・きもの風に着こなしてみる
・まとめ
〜ゆかた無料着方レッスン〜
伝統的なゆかた
ゆかたといえば白地に藍で紺色に染めたものが、伝統的なゆかたの定番スタイルでした。
なぜゆかたに藍が使われたのでしょうか。その起源は江戸時代にありました。
当時、貴族以外の身分の低い人々は煌びやかな装飾を施した衣服を着用することを禁止されていました。
そこで藍染めが盛んだったことと、落ち着いた色である紺色に染まることから
普段着るゆかたを藍で染めるようになったことが理由だそうです。
白と紺で染められたゆかたは見た目の涼やかさを演出してくれます。
現代では技術が発達して藍の濃淡がつけられるようになり、色柄のバリエーションが豊かになりました。
流行に左右されることなく、格式の高さも出してくれる伝統柄のゆかたは長く愛用できるデザインが多数。
藍は着る人を選ばないため、一着もっているだけで親子で共用できたり年齢問わず好まれています。
初めてのゆかた選びに困ったら、まずはいつまでも着られる伝統的な柄を選ぶといいかもしれませんね。
伝統的なゆかたに合わせる帯は、基本的に何色でもよく合います。
黄色や赤色で可愛らしい雰囲気にしてもよし、黒系で大人っぽく締めるのもよし。
どんな好みの人でも楽しめるゆかたが伝統的なゆかたです。
トレンドゆかた
トレンドゆかたは時代によって次々と変わっていくもの。
その時の気分で選ぶのもいいですね。
白紺の組み合わせではなくカラフルなデザインのゆかたが増えました。
そして現代では花などの和風柄だけでなく、オシャレなモダン柄もとても多いです。
洋服を選ぶように、ファッション感覚で選べるのはトレンドゆかたの大きなメリットです。
2024年現在で流行中のゆかたは、くすみカラーとレトロデザインです。
くすみカラーは振袖でも一時期とても増えた色です。
白やパステルピンク、グレーなど淡い色のゆかたは肌の色を白く見せてくれたり、
写真映えするということからオシャレに着こなせると人気です。
レトロデザインは濃い色で大きい柄が特徴的な大正ロマン風なデザインのことです。
NHKの朝ドラなどでも度々注目されるレトロ柄。
最近では食器類や文房具などでも昔懐かしいレトロチックなものが流行していますよね。
伝統的な柄のように見えますが、最近流行しているということでトレンドデザインになります。
明治大正時代を思い出させるようなオシャレな色柄で差をつけるのもいいですね♪
ゆかたの帯選び
ゆかたコーディネートにおいて、帯選びも重要なポイントです。
同じゆかたでも帯が違うだけでまったく印象が異なります。
半巾帯(はんはばおび)
ゆかたでは帯の幅が半分の半巾帯というものを使います。
袋帯とは違って半分に折る手間もなく、簡単に帯結びをすることができます。
今ではネットでも帯結びを解説してくれている動画がたくさんアップされています。
半巾帯は着物のようにお太鼓結びだけではなく、様々な飾り結びが楽しめます。
手順を覚えれば、着物を着る時よりも簡単に着付けができるのですぐに着られるようになります。
紀久屋では無料で着付け教室を開催しております。
夏限定でゆかたの着方レッスンも同時開催!
毎年たくさんの方にご参加いただいて、楽に着られると大好評です(^ ^)
詳しくはこちら
兵児帯(へこおび)
昔は子供用の帯として使われてきた兵児帯ですが、
近年大人の女性用の兵児帯がたくさん登場しています。
半巾帯よりも簡単に結べて、ふわふわしているのでボリューム感が出て可愛らしいスタイルにしてくれます。
前から見ても可愛い兵児帯は紀久屋でも販売しておりますので、気になる方はぜひご来店ください♪
博多帯など、きもの用の帯
半巾帯で軽やかに見せても良いですし、もちろんきもの用の帯を合わせるのもOK!
ですが格や季節感は必ずチェックしてからコーディネートしてくださいね。
↓格についてはこちら
着物の格は、洋服に置き換えると簡単!
涼やかなデザインの夏帯をゆかたに締めることによって、
半巾帯よりもより上品で落ち着いたスタイルにしてくれます。
きもの用の帯をする場合は角出しなどシンプルな結び方をすると、
すっきりとしたシルエットに見せてくれるのでおすすめです。
きもの風に着こなしてみる
こちらはちょっと上級編!
ゆかたの下に半襦袢を着ることで、長襦袢を着ているように見せれくれてきもの風のスタイルに魅せれくれます。
半襦袢とは、肌着と長襦袢が合体したようなアイテムです。
暑い夏に長襦袢を着なくても、半襦袢を着るだけで涼やかに過ごせる便利なアイテムです。
もちろん半衿を付けることができるので付け替えて楽しむこともできます。
紀久屋のぶらりおでかけ日和でも半襦袢を着てゆかたを重ねる、
きもの風コーデにしてご来店されるお客様も毎年いらっしゃいます。
半衿を見せるだけでより重厚感がありエレガントな印象にしてくれます。
まとめ
伝統柄とトレンド柄のゆかたの違いから、帯の合わせ方などオシャレに着こなす工夫をご紹介しました。
流行がなく長く着用できる伝統柄と、流行を取り入れたトレンド柄のどちらを選ぶかは、自分のスタイルや好みに合わせるのが1番です。
・普段からシンプルなデザインが好き、日本文化に興味があるという方は伝統柄のゆかた
・流行ファッションが好きで、自分が今好きなものを着たいという方はトレンド柄のゆかた
今年の夏はどちらのスタイルを選びますか?
ゆかたを着ることで今年の夏がより一層楽しく、大切な思い出になること間違いなし!
紀久屋では着物や浴衣の着方レッスンを無料で開催しています。
(岡山本店・倉敷店・津山店・四万十店・高知教室にて)
きものはちょっと敷居が高いという人も、ゆかたなら気軽に着ることができます。
さらに、日本の伝統文化にふれる良い機会になることでしょう。
自分にぴったりなゆかたを見つけて、素敵な夏を過ごしてくださいね❤︎
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