紀久屋スタッフブログ
2024年07月05日
先日のブログでは、着物のしつけ糸の取り方についてお伝えしました。
↓こちらからご覧ください
着物のしつけ糸の取り方
着物は外から見えてしまうので必ず外さないといけないのですが、
長襦袢はしつけ糸を外す派と外さない派に分かれています。
先にお伝えすると、正解はずばり.....どっちでもOKです!
なぜどちらでもいいのか?意見が分かれているのか?
今回は長襦袢のしつけ糸を外す・外さないそれぞれに注目して解説していきます。
・しつけ糸とは
・しつけ糸を外す
・しつけ糸を外さずそのままに
・外す時に気をつけたいことは?
・まとめ
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しつけ糸とは、着物を仕立てる時に形が崩れないように仮縫いする時に使う糸のことです。
新しく仕立てた着物・長襦袢についている白い糸がしつけ糸です。
「着物を縫い終わった時に向こうで外してくれたらいいんじゃない?」とここで疑問に思った人も多いはず...
確かに仮縫いだけなら仕立て上がった時に外せばこちらも楽ですよね。
ですが、しつけ糸の役割は仮縫いだけでなく、型崩れ防止という役割も担っています。
着物にシワが入ってしまうと着られないですし、一度濃い線が入ると直しに出さないと取れなくなったりしてしまいます。
そのため、輸送している時に型崩れをしないようにしつけ糸と本縫いのダブルで補強しているのです。
また、しつけ糸がついていることでこれは新品のきものですよという証明にもなります。
着る時には必ず外しているので、まだ誰も袖を通していないきものだと認識させてくれる重要な糸です。
しつけ糸はざっくりと大きく縫ってあるので、手や小物が引っかかってしまうことがあります。
糸に引っかかると長襦袢の生地も糸につられてよれてしまいます。
事前に外しておくことで、そうなる前に予防することができます。
着付けに慣れていない人は外す方がいいかもしれませんね。
何度も同じ長襦袢を着ると、糸が擦れて劣化が早くなってしまう恐れがあります。
縫っている穴が開いてしまったり糸が傷んでしまうと長襦袢がダメになってしまう可能性も...
何度も同じものを着たり長期間しまいっぱなしにしないという人は外しておく方がより長持ちします。
しつけ糸には型崩れ防止の効果があるため、長期間着ない場合は外さずそのままにしておくのがおすすめです。
型崩れしにくく、着付けをする時にも形が安定して楽に着ることができます。
あまり着ない人や自分で着物を着るという人には大きなメリットになりますね。
成人式の振袖を購入された方も長襦袢についていても問題ありません。
もちろん、長襦袢を洗いに出す時もしつけ糸はつけたままで大丈夫です。
呉服屋さんによっては必ず外してくださいというお店もあるようなので、着付けの先生に聞いてみてくださいね。
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1番気をつけてほしいことが、必要な糸は切らない!!です。
詳しくは冒頭でも紹介したこちらのブログを読んでいただけたらわかるのですが、
本縫いの部分を取ってしまうとまた加工に出してほつれ直しをしてもらわないと着られなくなります...
分からない場合は紀久屋に持って来ていただくと、スタッフが外しますのでご安心ください。
はさみで糸を切った後は一気に抜いてはいけません。
縫った穴が広がって長襦袢が傷んだり、長襦袢の生地がちぎれてしまうという悲しいことにならないために少しずつ優しく外してあげてくださいね。
いかがでしょうか?
しつけ糸は着物や長襦袢の形を保ってくれて、運送や保管中の型崩れを防ぐ重要な役割をしてくれています。
取っても取らなくてもどちらでも大丈夫なのですが、着る頻度や保管期間に合わせて選ぶといいですね。
つまり、外す派のメリットは糸が引っかかってしまうリスクが減り、何度も着ている内に糸が劣化してしまうのを防いでくれる。
外さない派は長期間の保管の際にも型崩れしにくく、着付けの時にも着物の形をしっかりと保ってくれる。
外す外さないどちらにしても、大切なのは適切なお手入れと保管方法です。
糸を外す時には長襦袢を傷つけないように丁寧に外す、保管する時は糸が引っかからないように防湿防虫対策をして保管するなど。
お手入れでご不安な場合は紀久屋のスタッフや、着付け教室の先生にお尋ねください。
着物のプロがしっかりとサポートさせていただきます。
分からないことがありましたら、岡山本店・倉敷店・津山店・四万十店までお気軽にお問い合わせください!
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↓こちらからご覧ください
着物のしつけ糸の取り方
着物は外から見えてしまうので必ず外さないといけないのですが、
長襦袢はしつけ糸を外す派と外さない派に分かれています。
先にお伝えすると、正解はずばり.....どっちでもOKです!
なぜどちらでもいいのか?意見が分かれているのか?
今回は長襦袢のしつけ糸を外す・外さないそれぞれに注目して解説していきます。
・しつけ糸とは
・しつけ糸を外す
・しつけ糸を外さずそのままに
・外す時に気をつけたいことは?
・まとめ
☆★無料着付け教室ご予約はこちら★☆
しつけ糸とは
しつけ糸とは、着物を仕立てる時に形が崩れないように仮縫いする時に使う糸のことです。
新しく仕立てた着物・長襦袢についている白い糸がしつけ糸です。
「着物を縫い終わった時に向こうで外してくれたらいいんじゃない?」とここで疑問に思った人も多いはず...
確かに仮縫いだけなら仕立て上がった時に外せばこちらも楽ですよね。
ですが、しつけ糸の役割は仮縫いだけでなく、型崩れ防止という役割も担っています。
着物にシワが入ってしまうと着られないですし、一度濃い線が入ると直しに出さないと取れなくなったりしてしまいます。
そのため、輸送している時に型崩れをしないようにしつけ糸と本縫いのダブルで補強しているのです。
また、しつけ糸がついていることでこれは新品のきものですよという証明にもなります。
着る時には必ず外しているので、まだ誰も袖を通していないきものだと認識させてくれる重要な糸です。
しつけ糸を外す
しつけ糸はざっくりと大きく縫ってあるので、手や小物が引っかかってしまうことがあります。
糸に引っかかると長襦袢の生地も糸につられてよれてしまいます。
事前に外しておくことで、そうなる前に予防することができます。
着付けに慣れていない人は外す方がいいかもしれませんね。
何度も同じ長襦袢を着ると、糸が擦れて劣化が早くなってしまう恐れがあります。
縫っている穴が開いてしまったり糸が傷んでしまうと長襦袢がダメになってしまう可能性も...
何度も同じものを着たり長期間しまいっぱなしにしないという人は外しておく方がより長持ちします。
しつけ糸を外さずそのままに
しつけ糸には型崩れ防止の効果があるため、長期間着ない場合は外さずそのままにしておくのがおすすめです。
型崩れしにくく、着付けをする時にも形が安定して楽に着ることができます。
あまり着ない人や自分で着物を着るという人には大きなメリットになりますね。
成人式の振袖を購入された方も長襦袢についていても問題ありません。
もちろん、長襦袢を洗いに出す時もしつけ糸はつけたままで大丈夫です。
呉服屋さんによっては必ず外してくださいというお店もあるようなので、着付けの先生に聞いてみてくださいね。
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外す時に気をつけたいことは?
1番気をつけてほしいことが、必要な糸は切らない!!です。
詳しくは冒頭でも紹介したこちらのブログを読んでいただけたらわかるのですが、
本縫いの部分を取ってしまうとまた加工に出してほつれ直しをしてもらわないと着られなくなります...
分からない場合は紀久屋に持って来ていただくと、スタッフが外しますのでご安心ください。
はさみで糸を切った後は一気に抜いてはいけません。
縫った穴が広がって長襦袢が傷んだり、長襦袢の生地がちぎれてしまうという悲しいことにならないために少しずつ優しく外してあげてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?
しつけ糸は着物や長襦袢の形を保ってくれて、運送や保管中の型崩れを防ぐ重要な役割をしてくれています。
取っても取らなくてもどちらでも大丈夫なのですが、着る頻度や保管期間に合わせて選ぶといいですね。
つまり、外す派のメリットは糸が引っかかってしまうリスクが減り、何度も着ている内に糸が劣化してしまうのを防いでくれる。
外さない派は長期間の保管の際にも型崩れしにくく、着付けの時にも着物の形をしっかりと保ってくれる。
外す外さないどちらにしても、大切なのは適切なお手入れと保管方法です。
糸を外す時には長襦袢を傷つけないように丁寧に外す、保管する時は糸が引っかからないように防湿防虫対策をして保管するなど。
お手入れでご不安な場合は紀久屋のスタッフや、着付け教室の先生にお尋ねください。
着物のプロがしっかりとサポートさせていただきます。
分からないことがありましたら、岡山本店・倉敷店・津山店・四万十店までお気軽にお問い合わせください!
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