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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

昔から大切にされてきた、着物の衣替え
2020年09月27日
10月1日は、「衣替え」の日です。

今年はなんだか夏の終わりも早く、
9月の終わり頃から肌寒く感じることもありましたね。
四季のある日本で大切にされてきた、季節ごとに衣類や持ち物を替える「衣替え」。
分かりやすいのが学生服です。
6月1日には冬物から夏物へ、10月1日には夏物から冬物へガラッと替わります。
普段の洋服でも10月に入ると、半そでの服や夏に好んでいた素材の物はなんとなく避けてみたり…
日本人として体に沁み込んでいる風習ですかね。
この「衣替え」という風習ですが、古来からの歴史が関係しています。
私自身も着物に携わるようになり、
「衣替え」という言葉の意味がより理解できるようになった気がします。

始まりとしては、中国の宮廷で、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えていたことから始まった習慣で、
日本へは平安時代頃に伝わってきました。
そして室町時代から江戸時代にかけて、四季に合わせて式服を替える習慣が定着していったのです。

この「衣替え」ですが、着物では今も重要視されています。
着物には大きく、袷(あわせ)・単衣(ひとえ)・薄物(うすもの)に分類できますが、細かく着る時期が決まっています。

◆袷(あわせ)…10月から冬を過ぎて5月末まで着られる、裏地のついた着物。
◆単衣(ひとえ)…6月と9月に着る着物。裏地がついていない着物。
◆薄物(うすもの)…真夏の7,8月に着る、透けるような生地が特徴の着物。

着物は袷・単衣・薄物と分かれますが、
帯や帯締め、帯揚げ、長襦袢によってより細かい季節を表していきます。
たとえば単衣の着物に関しても、帯締めや帯揚げに夏物を使うと夏に向かう季節に着ることができますし、
単衣の着物に袷の帯締め、帯揚げをコーディネートすると秋に向かう装いとして着ることができます。
四季や礼節など、その時その時を大切にしてきた日本人にとって着物の衣替えは大切なマナーなのです。

しかし、最近では温暖化の影響で5月頃から真夏日のような気温だったり、
残暑が長引いたりもありますよね。
日によって気温が全く違うということもしばしばです。
そのため、結婚式や式典など正式な場所以外では体感や気候に合わせて調整することが増えてきました。
カジュアルな場面では気軽に着物を着ていただければと思います。

ただどこまで自由に着てもいいのか…着物は難しいですよね。
紀久屋では着物のコーディネートやお手入れに関してご相談いただけるスタッフが常駐しておりますし、
より具体的な着こなしを知りたい方は、着付け教室の時に気になる着物を持って来られ、
実際に着ながら先生に相談される方もいらっしゃいます。
もちろん、お金をいただくことは一切ございません。
お気軽にご相談ください。

紀久屋は、「着物を着たい!」「着物を楽しみたい!」方が
本当に着物を楽しめる環境をつくれるように目指しております。
着物のことは紀久屋へお気軽にお問い合わせ、お立ち寄りくださいませ。

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