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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

コートと羽織
2018年01月22日
お天気がすぐれないですね。
気象庁は今日、発達する低気圧の影響で西日本から東北地方の広い範囲で雪が降り、
山地を中心に大雪となり、平野部でも積雪となって大雪となるところがあると発表しました。

晴れの国と言われ、なかなか雪の降らない岡山市内でもお昼頃から雪が降りだしました。
IMG_6218.JPG少しわかりにくいかもしれませんが、岡山店周辺の様子を。
IMG_6214.JPGしんしん降るというよりは、雨が雪に変わっていった感じで、
しばらくするとまた雨に戻っていました。

岡山では、今日積もることはないかもしれませんが、
地面が濡れて滑りやすくなっていたり、路面凍結の可能性もありますので、
お出かけ、お帰りの際にはくれぐれもお気をつけください。

今日はあいにくの天気ですが、こんな寒い冬の日に着物でお出かけする際、
コートを着られたり、羽織を着てお出かけされる方が多いかと思いますが、
コートと羽織の違いってご存知ですか?

お客様から、2つの違いがわからないというお問い合わせをいただきましたので、
今日はコートと羽織についてお話しさせていいただきますね。

そもそもコートと羽織の見た目の違いは…?
コート
IMG_5047.JPGコートは洋服同様、防寒のために着るもので着物を覆うようになっています。
衿の形は他に5種類あり、衿あきが四角になっているものなどもありますが、
どの衿の形でもコートと言えます。

羽織
IMG_5009.JPG羽織は、名前通り羽織るものであり、羽織紐で間を結んでいます。
見た目での一番の違いは、覆われているか、羽織紐で間を結んでいるかの違いになるかと思います。

では、コートと羽織の着る時期やマナーはどうでしょうか?
コート
着用時期:紅葉が色づき始めた頃から、桜が満開になる前まで。
マナー:コートは外出時に着るもので、室内では脱ぎます。
長さ:お好みで選べます。

羽織
着用時期:帯付き姿では肌寒いと感じる季節。
     また、紅葉が色づき始めた頃から、桜が満開になる前まで。
マナー:室内でも着用可能。ただし、お茶室では脱ぎます。
長さ:お好みで選べます。

コートも羽織も、着用時期や長さについては特に違いはありませんが、
一番気をつけておきたいのは、室内で着ていていいものか、脱ぐべきものかの違いです。
「羽織=ジャケット」と思っておくと、覚えやすいかもしれません。
自分が取引先の会社や友人の宅を訪れる際に、コートは脱いでお邪魔しますよね。
その洋服の時の感覚と、同じなのです。

長さについても、どちらもお好みの長さをお選びいただけます。
コートは膝よりも長めのもの、羽織は膝上の丈が一般的とされていますが、
着る方の身長や年齢、その人のコーディネートのイメージに合わせて決めていただいて構いません。
ちなみに、最近ではどちらも長めにされる方が多いように感じます。

譲り受けた着物の中に、コートや羽織がある方は是非一度出してみてください。
また、着丈が少し短いなと感じる着物があれば、
それを羽織に仕立て替えることなどもできますので、
たんすコンシェルジュでもある紀久屋スタッフまでご相談くださいね。

コートも羽織も、
さりげなく羽織りながら、着物姿をより優雅に表現してくれるものでもあります。
着物を引き立ててくれるようなデザインを選んだり、
逆に、羽織りものをコーディネートのポイントにする楽しみ方もあります。
ただ防寒するものではなく、それもおしゃれの楽しみの一つにしていただけると
より着物が面白くなるかもしれません。

コーディネートや仕立て替えのご相談など、
着物に関することは、お近くの紀久屋までお気軽にお問い合わせください。

お電話でのご予約・お問い合わせは…
固定電話の方 0120-5298-58
携帯電話の方
   岡山店:
086-232-7766 
   倉敷店:086-422-2100
   津山店:0868-32-5298
   四万十店:0880-31-2150 からご予約いただけます。
(定休日/火曜日 営業時間/10:00~19:00)