昨日とうって変わって今日は秋晴れ。
まだ気温は高いものの、吹く風はカラッと涼しいですよね。
夏との違いといえば、湿度の低さからくるそのカラッとした空気だと思うのですが、
そのために秋は月がキレイに見える季節でもあります。
月が一番綺麗に見えるとも言われる十五夜。
今年は9月24日ともうそろそろな訳ですが、皆さんはどのように過ごされますか?
日本では太古の昔から月を神聖視していたようで、
十五夜ではありませんが、縄文時代には「月を愛でる」風習があったといわれています。
今のように十五夜の月見が盛んになったのは、平安時代。
貞観年間(859~877年)ごろに中国から伝わり、貴族の間に広まりました。
月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流な催しで、
貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を愛でていたんだそう。
なんて粋なのでしょう…
散る桜に想いを馳せたりする日本人の心は、もうその頃にはうまれていたのですね。
そして、庶民も広く十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代に入ってからだといわれています。
貴族のようにただ月を眺めるのではなく、収穫祭や初穂祭の意味合いが大きかったようで、
十五夜のころは稲が育ち、間もなく収穫が始まる時期。
無事に収穫できる喜びを分かち合い、感謝する日でもありました。
恋心など、詩歌で自分の心を表現させるために見つめる月と
農業を営むの上で季節や時期を捉える大切な目印である月と…
貴族と庶民では、月との関わり方が違うのを感じますね。
でも、どちらにせよ私たちは今なお月の存在を大切にしています。
だからこそ、お月見の際にはお団子などをお供えしますよね?
地域によって違いはありますが、お月見にはお供えをするのが決まり。
お供えにはそれぞれが意味があるので、少しそのお話を。
〈お月見団子〉お月見団子は、丸い団子を月に見立てて感謝の気持ちを表わすもの。
もともとは収穫したものをお供えしていたそうですが、江戸時代くらいからお団子に定着。
団子の数は十五夜なら15個で、ピラミッドのように積んでお供えします。
これは、一番上の団子が霊界との懸け橋になると考えられていたからだそう。
〈ススキ〉ススキの穂が、実った稲の穂に似ているためススキになったという説もありますが、
ススキは秋の七草の1つ。
魔除けになるという理由で供えるようになったとも言われています。
風に揺れるススキの白い尾花には、秋の寂しさを感じて、それがまた素敵ですよね。
〈農作物〉里芋、栗、枝豆など収穫されたばかりの農作物を供え、豊作に感謝していたようです。
中でも里芋を供えるのは一般的で、「中秋の名月」は「芋名月」の異名をもちます。
何事もそうですが、意味を知る、起源を知ると、
それに対する自分の心持ちも変わってきますよね。
お月見といえば団子とススキ!と思って楽しむこともいいですが、
収穫の感謝とお祝い、そのためのお供えと思うと、月の見え方や見方まで変わるように思います。
そんな月を尊ぶお月見を、着物で過ごすというのもなお風情があると思いませんか?
去年このブログで紹介した後楽園の「名月鑑賞会」というイベントでは、
お茶会も開かれており、毎年たくさんの着物姿の方をお見受けします。
(去年のブログはコチラ。)“今”と“自然”を大切にしてきた日本人の心をより感じられるのではないでしょうか。
着物でお月見をしてみたいと思われた方は、ぜひ紀久屋にお越しください。
紀久屋では岡山•倉敷•津山•四万十•高知にて
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毎月お馴染みになってまいりました、紀久屋のラジオ出演の日でもあります。
9月24日(月•祝) 15:20〜15:30(約10分間)
RSK山陽放送ラジオ「
表町LIVE!あも〜れ!マッタリーノ!」
紀久屋無料着付け教室前結び講師でもある上田店長が、
季節と着物にまつわるあれこれをお話しするので、ぜひ聴いてみてくださいね♪
いつもより少し視線を上にあげて、ふっと一息。
きっと今日も綺麗な月が見えるはず。