紀久屋スタッフブログ
2018年09月21日
昨日から秋のお彼岸入りですね。
あいにくのお天気ですが、お墓掃除やお参りに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
秋のお彼岸は、秋分の日の前後3日間、合計7日間が秋のお彼岸(秋彼岸)となります。
なので、今年は9月20〜26日まで。ちなみに、秋分の日は9月23日。
二十四節気のひとつ「秋分(しゅうぶん)」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境に日の出が遅く、日の入りが早くなり、
本を読みふけったり、趣味に没頭したりできる「秋の夜長」になっていきます。
「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として国民の祝日でもありますね。
“お彼岸”といえば、先祖のお墓参りをする習慣がありますが、
これは、仏教ではあの世は西に、この世は東にあるとされ、太陽が真東から昇って
真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられ、
春と秋の彼岸にお墓参りをするようになったのがはじまりだそう。
他の仏教国では彼岸にお墓参りをする風習はないため、これは日本独特のもののようです。
日本特有というのは、なんだか意外ですよね。
春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りが
ご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となっています。
また、お彼岸に先祖の霊を供養することには、こんな深い意味があるそうです。
あの世(彼岸)にいったご先祖様は、
「人は何故生きるのか」「死んだらどうなるのか」という大命題の答えを知っている、
つまり「悟り」を開いた状態にあります。
一方、私達の生きているこの世(此岸)では、迷いや悩みや煩悩に惑わされ続けています。
この此岸にいる人間が悟りの境地である彼岸に近づく方法のひとつとして、
お墓参りや読経があるのだと言われています。
こういう考え方をすると、お参りの気持ちも変わってくるような気がしますね。
これは少し意味合いが違うかもしれませんが、
私は、何かに迷ったりしたときにお墓参りに行くことがあります。
何がどう変わるわけでもないのですが、
そうしてご先祖様にお話ししたり、ただ手を合わせて頭の中を無にすることで
なんだか気持ちが落ち着いたり、少し前向きになったり、勝手にそんな気持ちになっています。
“お彼岸”って、なんだかお墓参りに行くことを忘れないための合図みたいですよね。
さて、そんなお彼岸は「暑さ寒さも彼岸まで」と言うのを聞いたことがありますか?
これは春分の日を境に寒さが和らぎ、秋分の日を境に暑さも和らぐということを表した言葉です。
確かに、最近やっと湿度が低くなり、少し乾いた心地よい風が吹くようになりました。
鈴虫の声も聞こえてきて、秋の気配を感じますよね。
このお彼岸を境にそうやって涼しくなっていくのを、
昔の人たちは太陽と月、虫や草花の変化でしっかりと感じ取っていたのだなと改めて感じます。
やっと暦通りに秋めいてきたというわけですが、
そうなってくると夏物を片付ける頃でもありますよね。
「夏に着た浴衣のお手入れはどうしたらいいの?」と、
最近よくお問い合わせをいただくので、最後に少しご紹介を。
◎浴衣は、基本的に綿か麻素材が多いのでご家庭で水洗い可能
…できるのですが、
色柄によっては色落ちするものも多いので、洗う前に必ずチェックが必要です。
そして、縫糸などの特性で縮みが出ることもあるので、ここも要チェック!
◎浴衣を家で洗う
洗い方は、基本手洗い(押洗い)です。
しっかりした生地ならネットに畳んで入れて洗濯機で洗うこともできますが、
オススメは手押し洗い。
洗剤は、中性洗剤を薄め(少な目)で使用します。
脱水については、脱水を短く使用するか、
または乾いたタオルなどにくるんで水分を吸い取る方法がベスト。
そして、乾燥は、乾燥機などで急速に乾燥させると縮みや生地難の原因になるので、
着物ハンガーなどに掛けて自然乾燥するのがおすすめです。
最後、しまう前に大切なのはアイロンがけ。
アイロンをかける時は、半乾き状態の時に当て布をしてするのがいいですが、
乾ききった状態なら、当て布をしてその上から霧吹きしてアイロンがけします。
綺麗に本たたみをしたら完了!
◎浴衣帯(半巾帯)のお手入れ
帯の洗濯は、型が崩れてしまったり、色があせてしまったり、色落ちしてしまったりと、
帯に何かしらの変化が表れてしまう可能性が高いので、
特に気に入っているような帯などは、できれば洗わずに扱いを丁寧にしてあげるのが大切。
それでも気になる場合は、浴衣同様、表示確認をして洗えるものであれば手洗い(押洗い)を。
帯もシワをなくすためにアイロンかけが必要ですが、
帯は浴衣よりも色落ちしやすいものが多く、さらにアイロン熱で溶けることもあるので要注意!
浴衣も浴衣帯(半巾帯)も、どの作業をするにも
まずはその浴衣や帯の洗濯表示などをしっかりと確認してから作業することが最重要です。
そして、表示をみてもお手入れ方法がわからなかったり、
ご自身で取りきれない汚れなどがある場合は、紀久屋までお気軽にいらしてください。
お手入れ方法についてのご相談はもちろん、
ご自宅でされるのが心配でしたら、きちんとクリーニングをお受けすることもできます。
浴衣はもちろん、着物全般に関するお手入れのご相談が可能です。
お近くの紀久屋まで、お気軽にお越しください。
紀久屋の店舗情報はコチラ。
お電話でのお問い合わせは…
固定電話の方 0120-5298-58
携帯電話の方 岡山店:086-232-7766
倉敷店:086-422-2100
津山店:0868-32-5298
四万十店:0880-31-2150 から。
(定休日/火曜日 営業時間/10:00~19:00)
秋の迎える準備として、まずは夏のお片づけ。
あいにくのお天気ですが、お墓掃除やお参りに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
秋のお彼岸は、秋分の日の前後3日間、合計7日間が秋のお彼岸(秋彼岸)となります。
なので、今年は9月20〜26日まで。ちなみに、秋分の日は9月23日。
二十四節気のひとつ「秋分(しゅうぶん)」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境に日の出が遅く、日の入りが早くなり、
本を読みふけったり、趣味に没頭したりできる「秋の夜長」になっていきます。
「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として国民の祝日でもありますね。
“お彼岸”といえば、先祖のお墓参りをする習慣がありますが、
これは、仏教ではあの世は西に、この世は東にあるとされ、太陽が真東から昇って
真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられ、
春と秋の彼岸にお墓参りをするようになったのがはじまりだそう。
他の仏教国では彼岸にお墓参りをする風習はないため、これは日本独特のもののようです。
日本特有というのは、なんだか意外ですよね。
春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りが
ご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となっています。
また、お彼岸に先祖の霊を供養することには、こんな深い意味があるそうです。
あの世(彼岸)にいったご先祖様は、
「人は何故生きるのか」「死んだらどうなるのか」という大命題の答えを知っている、
つまり「悟り」を開いた状態にあります。
一方、私達の生きているこの世(此岸)では、迷いや悩みや煩悩に惑わされ続けています。
この此岸にいる人間が悟りの境地である彼岸に近づく方法のひとつとして、
お墓参りや読経があるのだと言われています。
こういう考え方をすると、お参りの気持ちも変わってくるような気がしますね。
これは少し意味合いが違うかもしれませんが、
私は、何かに迷ったりしたときにお墓参りに行くことがあります。
何がどう変わるわけでもないのですが、
そうしてご先祖様にお話ししたり、ただ手を合わせて頭の中を無にすることで
なんだか気持ちが落ち着いたり、少し前向きになったり、勝手にそんな気持ちになっています。
“お彼岸”って、なんだかお墓参りに行くことを忘れないための合図みたいですよね。
さて、そんなお彼岸は「暑さ寒さも彼岸まで」と言うのを聞いたことがありますか?
これは春分の日を境に寒さが和らぎ、秋分の日を境に暑さも和らぐということを表した言葉です。
確かに、最近やっと湿度が低くなり、少し乾いた心地よい風が吹くようになりました。
鈴虫の声も聞こえてきて、秋の気配を感じますよね。
このお彼岸を境にそうやって涼しくなっていくのを、
昔の人たちは太陽と月、虫や草花の変化でしっかりと感じ取っていたのだなと改めて感じます。
やっと暦通りに秋めいてきたというわけですが、
そうなってくると夏物を片付ける頃でもありますよね。
「夏に着た浴衣のお手入れはどうしたらいいの?」と、
最近よくお問い合わせをいただくので、最後に少しご紹介を。
◎浴衣は、基本的に綿か麻素材が多いのでご家庭で水洗い可能
…できるのですが、
色柄によっては色落ちするものも多いので、洗う前に必ずチェックが必要です。
そして、縫糸などの特性で縮みが出ることもあるので、ここも要チェック!
◎浴衣を家で洗う
洗い方は、基本手洗い(押洗い)です。
しっかりした生地ならネットに畳んで入れて洗濯機で洗うこともできますが、
オススメは手押し洗い。
洗剤は、中性洗剤を薄め(少な目)で使用します。
脱水については、脱水を短く使用するか、
または乾いたタオルなどにくるんで水分を吸い取る方法がベスト。
そして、乾燥は、乾燥機などで急速に乾燥させると縮みや生地難の原因になるので、
着物ハンガーなどに掛けて自然乾燥するのがおすすめです。
最後、しまう前に大切なのはアイロンがけ。
アイロンをかける時は、半乾き状態の時に当て布をしてするのがいいですが、
乾ききった状態なら、当て布をしてその上から霧吹きしてアイロンがけします。
綺麗に本たたみをしたら完了!
◎浴衣帯(半巾帯)のお手入れ
帯の洗濯は、型が崩れてしまったり、色があせてしまったり、色落ちしてしまったりと、
帯に何かしらの変化が表れてしまう可能性が高いので、
特に気に入っているような帯などは、できれば洗わずに扱いを丁寧にしてあげるのが大切。
それでも気になる場合は、浴衣同様、表示確認をして洗えるものであれば手洗い(押洗い)を。
帯もシワをなくすためにアイロンかけが必要ですが、
帯は浴衣よりも色落ちしやすいものが多く、さらにアイロン熱で溶けることもあるので要注意!
浴衣も浴衣帯(半巾帯)も、どの作業をするにも
まずはその浴衣や帯の洗濯表示などをしっかりと確認してから作業することが最重要です。
そして、表示をみてもお手入れ方法がわからなかったり、
ご自身で取りきれない汚れなどがある場合は、紀久屋までお気軽にいらしてください。
お手入れ方法についてのご相談はもちろん、
ご自宅でされるのが心配でしたら、きちんとクリーニングをお受けすることもできます。
浴衣はもちろん、着物全般に関するお手入れのご相談が可能です。
お近くの紀久屋まで、お気軽にお越しください。
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秋の迎える準備として、まずは夏のお片づけ。