紀久屋スタッフブログ
2024年10月07日
「いつまで暑いんだー！！」
と思い続けていた9月でしたが、
10月になると朝晩が冷え込む日が急に増えました...
でも実際のところ、10月って意外と昼間は
まだ暑い日が多いんですよね。
秋に入ったとはいえ、30度を超える日があったり
寒暖差が大きいので、
着物で出かけるのもなかなか悩ましい時期。
皆さんは着物の衣替えはもう終わりましたか？
今回は季節の変わり目に難しい、
衣替えの基準について改めてまとめてみました。
着物の種類について(袷・単衣・夏物)
衣替えはいつするの？
衣替えの基準が変わった⁉︎
10月は何を着ればいい？
実際の声をご紹介
着物はもっと気軽に楽しめる！
着物の種類について(袷・単衣・夏物)
袷(あわせ)裏地が付いている着物です。
袷は1番着る時期が長いため、 持っている人も多いはず。
単衣(ひとえ)裏地が付いていない着物です。
透け感がないのが特徴で、袷よりも軽くて着やすいです。
夏物(なつもの)、薄物(うすもの)裏地がついておらず、透け感のある着物です。
長襦袢の色との組み合わせも楽しめます。
衣替えはいつするの？
伝統的なルールとしてはこちらです。
10月〜5月は袷
6月は単衣
7月〜8月は夏物
9月は単衣
簡単にいうと、
春・秋・冬は袷
夏は夏物
冬〜春・夏〜秋の変わり目は単衣
となります。
季節に合わせた衣替えは、かつては当たり前の決まり事でした。
衣替えの基準が変わった⁉︎
最近、このルールが少しずつ変わってきているのです。
今年の夏は40度を超えるのが普通のような毎日でしたね。
命の危機さえ感じる気温ですが、
昔は今よりも涼しく過ごしやすかったようです。
10月でも30度を超える日があると、
袷なんて着ていられないですよね....（ ; ; ）
昔のルールは昔のものとして、
今の気温に合わせた着物を着るというのが
主流となってきました。
10月は何を着ればいい？
着物を選ぶ時に1番大事なのは、
「自分が快適に過ごせるかどうか」です。
例えば、10月とはいえ30度を超える日。
10月だからといって我慢して袷を着ると、
汗で着物が傷んでしまったり、
自分も熱中症になってしまう最悪のケースも...
そうならないために、今の気温、天気、
自分の体感に合わせた装いを大切にしましょう。
「今日は暑そうだなー...」
と思ったら、迷わず単衣を着ても大丈夫なのです。
気候変動が激しい現代では、
昔のルールが適用しない場合が多いのです！
実際の声をご紹介
「10月の中旬までは単衣って決めています」
「昼は暑いから単衣だけど、
夜は寒いから羽織とかショールを持っている」
などの声が上がりました。
中には「私はとっても暑がりだから、
夏以外は一年中単衣にしてる！」という声も。
お客様からもよく聞かれる衣替えのこと。
実は私たちスタッフもよく悩んでいます。
ぶらりおでかけ日和で着ていく着物、
展示会やちょっとしたお出かけで着ていく着物など。
でもやはりその日の気温や天気を見て、
自分で決めるのが1番過ごしやすくていいなと感じています。
着物はもっと気軽に楽しめる！
結論、10月はルール上は袷ですが、
体感温度によって単衣を着ても大丈夫だということです。
昔のルールに厳しくとらわれることはありません。
気温も昔とはまったく違うため、
自分で自由に決めていいのです。
着物って堅苦しいイメージを持つ人が多いのですが、
基本ルールさえ守っていれば自由に楽しめるものなんです！！
着物を楽しむ気持ちを忘れずに、
季節ごとの装いを存分に堪能してくださいね。
これから紅葉も色づき、行楽シーズンがやってきます。
秋の涼しさと美しさを感じながら、
自分らしいスタイルで着物選びをしていきましょう。
ぶらりおでかけ日和ギャラリーでは、
お出かけした時のお写真を掲載しています。
着物コーデを考える時の参考にしてみてくださいね。
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございます❤︎
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