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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

着物こそ究極のSDGs?
2022年08月05日
最近、SDGsという言葉をよく耳にします。
持続可能な開発のため、17項目を国際目標としているそうです。
私たちの身近なところではレジ袋が有料になったり、ストローが紙製になるといった、
プラスチックゴミを減らすなどの取り組みが有名です。

実は、着物こそ究極のSDGs・エコだということを知っていますか?
昔から日本で着られている着物ですがとても地球に優しいんです。
では、具体的に洋服の場合と比べながら見ていきましょう。

DSA_3961_md11.jpeg

仕立てる時


[洋服]
洋服の型紙は、人の身体にそった曲線が多い形となっています。
その結果、生地を裁断する時にどうしても余る部分がたくさん出てきてしまいます。

[着物]
着物の型紙は全てのパーツが長方形で出来ています。
なので裁断する時にも無駄がないのです。
着物になる前の段階でも捨てる部分がないというのはとてもエコですよね。

よごれたり、古くて着られなくなった時


[洋服]
取れないよごれだったり、さらに破れてしまったりすると修復するのは難しく、着られなくなってしまいます。
その場合は捨ててしまうことが多いですよね。

[着物]
仕立てる時にも話に出てきましたが、着物はどれも生地の形が同じなため、「仕立て変える」ということが可能です!
着物が普段着として使われていた昔は、着物の一部がよごれてしまったら他の生地と入れ替えて仕立て直したりしていたようです。
すぐに捨てるのではなく、長く着ていけるのも着物のいいところです。

長く着ていくと、いくら仕立て変えても着物として着られなくなる時という時は来てしまいます...
ですが、そんな時は着物としてではなく、テーブルクロスとして縫い直して使ったり、最後には布団として使うということもありました。ひとつの生地をずっと長く使っていくのです。

今の洋服と比べると、着物は最後までとても大切に使われていたことが分かりますね。
今では自分で仕立て変えるということは普段はないと思いますが、
「着物を受け継いでいく」というのはあるのではないでしょうか。

最近よくあるのは、お母様が成人式で着られた振袖をお嬢様が着るという「ママ振」です。
お母様の思い出のつまった振袖を着るというのは、お母様にとっても感慨深いものがあります。
着物の柄には流行がなく、サイズも着付けの時に調整可能なので代々受け継いでいくことができます。

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着物に対しての思いも受け継がれていく・また新しい思い出が作られていくというのはとても素敵です♪
他のものに仕立て直すのと同じように、着物として長く使っていくことができる理由にもなります。

着物の仕立てや着方などをよく見てみると、長い期間で使い、捨てる部分も少ないので地球に優しいものだということが分かりました。
日本人として、そんな着物文化をずっと大切にしていきたいですね。

紀久屋では、着物を着てお出かけをする「ぶらりおでかけ日和」を開催しています!
一緒に着物文化を楽しみませんか?

新型コロナウイルスの影響で中止や変更となる場合がありますので、
各店に確認をお願い致します。
初めてのご参加もお待ちしております♪

詳しくはこちら→ [紀久屋ぶらりおでかけ日和]

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(定休日:毎週火曜日 営業時間:10:00〜19:00)

岡山本店:086-232-7766
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