淡いピンクやシックな黒、涼やかな青色など...
着物の色は、普段着る洋服とは違った色使いをしていて
華やかですよね。
職人さんの染色技術が詰まった着物の色。
そこにはきちんと一色一色に
「意味」があったのです。
意味を知っておくと、着物選びがもっと楽しくなりますよ♪
振袖の色がはっきりとしていて分かりやすいので、
振袖の写真と一緒に見ていきましょう。
青色
青色には、
冷静さ・知的という意味があります。
空や海の青色は、心を落ち着かせてくれる効果があります。
そして江戸時代には、青色を作り出すための
「藍染」という技法が生まれました。
藍染に使われている藍は薬草や漢方薬としても使われているため、身体を浄化するという意味も込められています。
桃色
桃色には
女性らしい・幸福感などの意味があります。
着ると優しい、やわらかい印象を与えてくれます。
薄い桃色は訪問着や色無地にも多い色ですよね。
お子さんの七五三、入・卒業式などで着ると場が華やかになります。
黒色
黒は
格式高い・高級などの意味があります。
この色は普段の服装でもよく着られている色なので、着物で着た時の顔写りも分かりやすいですよね。
さらに黒色は明るい色を映えさせてくれるので、
着物の柄や帯の色などをくっきりと目立たせてくれます。
白色
白は他の色が混ざっておらず白一色だけでできていることから、
穢れがない・神聖な色という意味が込められています。
白の着物といえば、
白無垢・色打掛・振袖などが思い浮かびますね。
一般の着物では真っ白のものではなく、柄が入っているか、少し生成り色の着物を着られることが多いです。
紫色

聖徳太子の時代に、
冠位十二階というものが定められました。
身分によって身につける色が決められていたのです。
その時に
1番上の階級の色が紫色だったことから、
「高貴」という意味が込められています。
紫色の着物は見た目がとても上品で、大人っぽい雰囲気にしてくれる色です。
赤色

こちらは一般呉服では使われない色ですが、昔から今でも
振袖で1番人気の色なので少しご紹介します。
なぜ赤色の振袖が人気なのでしょうか。
赤は昔から
「魔除け」の色として使われてきた色です。
また
「お祝い」の色としても知られているため、
成人式というおめでたい場にぴったりな色なのです。
着物の色にはそれぞれに意味があることが分かりました。
自然にある色(空、火など)からイメージされているものが多かったですね。
実は色だけでなく、
柄にも意味が込められています!
柄については次回のブログでお伝えします(^^)
↓ 皆様の着物コーディネートも見て参考にしてみてくださいね ↓
[ぶらりおでかけ日和ギャラリー]※新型コロナウイルスの影響により、着付け教室・ぶらりおでかけ日和が中止または延期となる場合があります。
詳しくは各店にお問い合わせください。
◆お電話でのお問い合わせ◆(定休日:毎週火曜日 営業時間:10:00〜19:00)岡山本店:086-232-7766倉敷店:086-422-2100津山店:0868-32-5298四万十店:0880-31-2150