このページを編集する

無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

紀久屋スタッフブログ

平安時代から伝わる、襲の色目
2022年09月30日
洋服のコーディネートで大切にされている「色の組み合わせ」。
実は、色の組み合わせは平安時代から決められて使われていたそうです。
襲の色目(かさねのいろめ)と言います。
さらに、それぞれの色の組み合わせには名前が付いていました。

平安時代の貴族が十二単のように着物を重ねて着ていたことから、襲の色目は始まりました。
2色を合わせた組み合わせの名前は、自然の植物から名付けられていることが多いです。
昔の方々は植物で着物を染めたりしていたことも由来なのかなと思います。

襲の色目は季節によって決まっています。


梅・桜・若草・藤


百合・薔薇・セミの羽


紅葉・萩・朽葉


氷・雪の下・椿

このようにそれぞれの季節をイメージした名前と色で作られています。
色の配色が全て決まっていて、これを見て着物のコーディネートを決めていたようです。

今でも色の組み合わせは服やインテリアなど様々な場所で用いられています。
昔から組み合わせが決まっていたというのは、日本人の色の感性の素晴らしさ、趣深さを感じますね。
組み合わせの色の名前をつい、じっくりと見てしまいました。

名前を見て納得するものもありましたが、
中には「?」と思うものも。
例えば、夏にある百合の組み合わせ。
現代の私たちは百合の花といえば白や淡い黄色をイメージすると思いますが、
襲の色目によると、オレンジの組み合わせになっています。
見た目的には秋っぽい雰囲気ですよね...笑

襲の色目は着物手帳の後ろにも掲載していますので、お持ちの方はぜひご覧ください!
私もこの仕事をして、初めてこういうものがあることを知りました。
今のファッションにもこのような色合わせを取り入れてみたいものですね。