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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

これはいつ着れるのですか?
2017年12月24日
このサイトを見て、実家に眠っている着物のことが気になって…
なんて言ってくださる方が増えてきました。
そういえば祖母から着物を譲り受けていた…なんて思い出してくださる方もいて、
それも私たちからすれば、とっても大きな一歩に感じます。嬉しいことです。

そこからさらに一歩、その持っている着物はいつ着れるものなの?
という質問も受けるようになってきました。
せっかくなら着てみたい!けど、いつ着ていいものか、組み合わせは?
なんて考えていたらなかなか進みませんよね。

着物には色々と決まりごとがあります。
洋服同様、着物にも種類があり、 日常のお出かけ着から通過儀礼など式と名のつくところに参加する時の礼装まで、
着て行くところのTPOによって格分けがあるのです。

◆正礼装(=フォーマル)
・黒留袖(五つ紋)
・黒紋付(五つ紋)
・色留袖(五つ紋)
・本振袖

◆準礼装(=ソシアル)
・色留袖(一つ紋、三つ紋)
・色無地(一つ紋、三つ紋)
・中振袖

◆略礼装(=ソシアル)
・色留袖(紋無し)
・色無地(紋無し)
・訪問着
・付下げ訪問着
・江戸小紋(三役、一つ紋)

◆街着・普段着(=カジュアル)
・小紋
・お召
・紬
・ウール
・浴衣

格が高いものから順に表記しています。

例えば、結婚式でいうと、式を主宰する側が正礼装で、招かれる側は略礼装という区別があります。
「平服で」と案内に書かれていたりする場合は、略礼装を意味することが多いようです。

このように着物も種類分けすることができ、この種類に応じて合わせる帯も変わっていきます。
また、同じ着物を着ていても、締める帯によって格が変わることもあるので、
組み合わせで幅広がるのは、着物の面白いところでもあります。

帯の組み合わせ
◆正礼装・準礼装:袋帯、丸帯
※黒紋付のみ、黒の名古屋帯

◆略礼装:袋帯、京袋帯、名古屋帯
格調の高い織柄や金銀入りの織物であれば、京袋帯も合うが、袋帯の方が格上となる。

◆街着・普段着:洒落袋帯、京袋帯、名古屋帯、小袋帯、半幅帯

基本的な合わせ方はこうなります。
着物や帯には、染めのものと織りのものがあり、そこでも格は変わっていきます。
織りの着物には染めの帯、染めの着物には織りの帯というのが、組み合わせの王道になります。
フォーマルではこの組み合わせになるのですが、
染めに染め、織りに織りも間違いではなく、カジュアルにはなりますが通好みの組み合わせとして、
そのような楽しみ方も問題ありません。

ざっくりと着物とお帯の格についてお話しさせていただきました。が、
そもそも自分が持っている着物が色無地なのか、お召なのか、
付け下げなのか、訪問着なのか、そこからわからない方も多いと思います。

私も、そこを見分けるのが難しいときが未だにあります。
それは全然恥ずかしいことではなく、実際、流行やつくられた時期によって、
とても曖昧なものが存在するのも事実です。
なので、どういう時に着ていけるものか、そしてその組み合わせなどは、
ぜひ、紀久屋に相談しにいらしてください。

着物に詳しいたんすコンシェルジュもおりますし、
無料の着付け教室で先生に相談することも可能です。

着物は決まりごとがたくさんで、なかなか“着る”というところまでいけない方が
たくさんいらっしゃると思います。
でも、結婚式やお葬式、お茶会など格の高いところの時だけきちんとルールを守っていれば
あとは意外と自由にして大丈夫なものなのです。

最初はコーディネートを考えるのに慣れなくて難しいかもしれませんが、
考え出すと、どんどん思い浮かんで楽しくなってきますよ。
あまり難しく考えず、まずは柄や色みでコーディネートを考えてみて、
それがどういう時に着れるものか、その組み合わせで大丈夫か
答え合わせしにくるように紀久屋に来てください(^^)

もちろん、紀久屋で仕立てられた着物でなくて、お手持ちのもので構いません。
どうぞ、お気軽に着物ののことを聞きにいらしてください。 お待ちしております。

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