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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

真田紐体験
2017年10月30日
真田紐(さなだひも)”ってご存知ですか?

去年一大ブームになった映画「君の名は。」で登場した“組紐(くみひも)”なら知っている方も多いかもしれません。
組紐は、日本の伝統工芸にも関わらず、映画によって初めて知ったという方がほとんどだと思います。
映画の影響だけでなく、その技術の高さや美しさから改めて注目されるようになりました。
“真田紐”もその一つです。
組紐と同様、昔から日本に伝わっているものですが、作り方が違うため用途も特徴も違います。

“真田紐”とは、 縦糸と横糸を使った織物の紐です。
名前の由来は諸説あり、戦国時代、真田昌幸とその子ども幸村が、 関ヶ原の合戦後、
九度山で幽閉されている際にこの真田紐を織り、
それを行商人が「真田が作った強い紐」と言って売り歩いたことから“真田紐”となったという説もあります。
特徴としては非常に伸びにくく丈夫なため、当時は刀の下げ緒や甲冑(かっちゅう)の締め紐、
さらには、千利休の発案から茶道具を入れる桐箱に結ばれたりと、
重いものをつったり、しっかりと物を縛ることに使われてきました。

そんな真田紐を使って色々な小物を作りに行ったのが、
先日おこなった着物を着てあそぼう会の「真田紐体験」です。

今回は、倉敷市児島にある坂本織物にお邪魔しました。
坂本織物真田紐の歴史を教わった後は、真田紐がどんな紐なのかを知るべく、
実際に箱を結んでみて、その特徴を感じました。
組紐とは違い伸縮性がないとは聞いていたものの、結んでみてその丈夫さに驚きました。

真田紐の結び方これは、綺麗に見える結び方を教えてもらっているところ。
独特の風合いとその丈夫さから、贈答品を包むための装飾紐としても用いられているそうです。
確かにこうやって送られてきたら、特別感もアップしますよね。
送る人、送られる人の想いをしっかりと繋いでくれるように思います。

また、真田紐は縦糸で柄を織りなすため、その柄と色の組み合わせは無限大なのです。
坂本織物さんの真田紐も色柄が豊富で作る前からみなさんワクワクされていました。
真田紐で小物づくりさて、実際に小物づくり開始。
たっくさんある中から好きなものを選び、組み合わせて
ストラップ、ブレスレットやコースターなどそれぞれ作りたいものを作っていきました。
真田紐のコースターコースター完成!
組み合わせ、さらには選ぶものの太さによって、雰囲気も全然変わってきます。
出来上がりを想像しながら作っていくのは楽しいですよね。
真田紐で小物づくり体験ができる「坂本織物」の公式サイトはこちら

創作の後は美味しいランチをいただきに。
児島から少し移動して、早島にあるLargo(ラルゴ)へいきました。
Largoにてランチ外観もお洒落で、穏やかな空気の流れるお店は、お料理もとても美味しかったです。
日替わりをいただきましたが、 メイン料理がチキン、フィッシュ、ポークから選べるところも嬉しいところ。
最後のデザートまでしっかりといただきました。
ゆったりとイタリアンが楽しめるお店「Largo」の詳細はこちら

着物を着てあそぼう会、今回はものづくり編でした。
昔から今なお残る伝統に触れると、何か「着物」に通づるものを感じます。
残り続けるということは、大切にされてきたものであり、
機能性も重要ですが、それ以外に今とは違う視点や美しさなど、たくさんの魅力があることなのだと思います。
着物の魅力をもっともっと伝えていきたい、いかなければと改めて思ったあそぼう会になりました。


今後の「着物を着てあそぼう会」予定は、新着ニュースからチェックしてみてください!

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