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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

着物の「格」ってなに?
2021年11月19日
先日の着付け教室にて、
着物の格(かく)についてのお話をされていたので、こちらのブログでも紹介しようと思います。

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着物には「格」というものがあります。
わかりやすく言うと、時期や着ていく場所などのTPOによって着る着物が決まっています。
ご存知でしたか?
私自身も、この仕事を始めた時は全く知りませんでした。
ですが、着物のことを勉強していくうちに、「格」がいかに大切なことかを理解することができました。

「タンスにこの着物があったし、入学式に着る着物はこの組み合わせでいいかなー」というのは、実は間違っているかもしれません!

着物の格は大きく分けると4つに分類ができます。
第一礼装・準礼装・外出着・普段着です。
こちらでは、格が高いものから順に紹介していきます。

第一礼装

黒紋付、黒留袖、色留袖(五つ紋)、打掛、振袖など

結婚式などで親族の方が着用することが多いこちらの着物は、最も格が高いとされています。
色留袖には五つ紋を入れると黒留袖と同じ格になるため、正式な式典などで着用できるようになります。
成人式も人生で大切なお祝いの式典にあたるので、未婚女性の第一礼装である振袖を着用するのも、着物の格が関係しているんです!

準礼装

訪問着、付け下げ、色留袖、色無地など

第二礼装とも言われる準礼装は、結婚式やパーティーなどの華やかな場所や、お子さんの入学式・卒業式などに着用される着物です。
七五三や学校の式典などでよく見かけるのは訪問着ではないでしょうか?
着物の裾に、流れるような柄(絵羽模様)の付いている着物です。
紀久屋での成人式の前撮りでも、お母様が訪問着を着用されることが多いです。
第一礼装と準礼装は袋帯を結びます。
第一礼装でも出てきた色留袖は、三つ紋までであれば準礼装にあたります。

外出着

小紋、紬訪問着、絞り、お召など

こちらは食事やお茶に行く時や、観劇をする時などに着用します。
そのため、式典にはこちらの着物は着用できません。
小紋というのは同じ柄が連続して染められている着物で、その中でも「鮫」「行儀」「角通し」というこの3種類の江戸小紋三役と呼ばれる着物は、格が高くなるため、式典でも着用できるというルールもあります。

普段着

紬、絣、浴衣など

こちらは気軽なちょっとしたお出かけの時に着用します。
洋服で言うとカジュアルな普段着る服のような着物です。
浴衣は洋服店やネットでも売っているのを目にしますし、夏祭りなどで着たことがありますよね。
このように少し遊びに行くという時に着て行く着物もあります。

外出着や普段着にあたる着物は、紀久屋のぶらりおでかけ日和にてお客様が着用されることが多いです。
参加されている方々のコーディネートを見て、着物の勉強にもなってより着物を着るのが楽しくなりますよね♪
↓お出かけの様子はこちら
ぶらりおでかけ日和ギャラリー

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いかがでしたか?
今回は簡単に着物の格についてご紹介しました。
行く場所や場面によって、着て行く着物が違うということがわかりました。
着物を着て行く時には、このような「格」についても考えることが必要になってきます。
着物にはたくさんの種類があるので、ブログでも少しずつお伝えできたらなと思います。

着付け教室では着付けの方法だけでなく、こういった着物の知識も学ぶことができます。
紀久屋の着付け教室は何回通っても無料!!
まずは体験だけでも大丈夫です。
お気軽にお問い合わせくださいね。

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