紀久屋スタッフブログ
2018年03月21日
一昨日、昨日、今日と雨の日が続いていますね。
春分の日の今日は、全国的にも多くの地域で冷たい雨や雪が降るそうで、
関東の市街地でも雨に雪が混じる可能性があります。
岡山でも、雨が降ったり止んだりで、一時的に強まることも。
沿岸は強風による横殴りの雨に注意が必要で、
山沿いでは湿った雪となり、積雪の恐れもあるので、
冬タイヤなしの車の運転は控えたほうがいいそうです。
各地で冬に戻ったような寒さとなるので、しっかり防寒をしましょうね。
「春分の日」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という国民の祝日でもありますが、
今日は陽の暖かさを感じられない一日となりそうですね。
あまり春を感じられない週ではありますが、
この時期は、卒業、入学、年度末ということで忙しくなる頃でもあります。
そんな中、私は“桜の開花”が気になって少しそわそわ。
今年は早くからぽかぽかと温かい日が続いていたので、
去年より早く開花するのではないかな、なんて自分で予想しながら心待ちにしています。
前回のブログでも書いていたように、鹿児島と長崎でソメイヨシノが開花。
さらには東京都心でもソメイヨシノが開花したそうです。
今週はお天気の悪い日が続きますが、週末は晴れて暖かくなるところも多いので、
関東、九州、四国では今週末にお花見を楽しめるところもありそうですよ。
岡山のお花見イベントなどは、3月末から行われるところが多いので、
岡山でお花見が楽しめるのは、もう少し先になりそうです。
後楽園周辺で開催される「岡山さくらカーニバル」も、
桜の状況によって変更はあるそうですが、
現段階では2018年3月29日(木)〜4月8日(日)まで行われる予定になっています。
お花見最盛期まではもう少しですね。楽しみに待ちましょう♪
そんな、まだ開花宣言もされていない岡山ですが、
先日、私は「醍醐桜」をみにいってきました。
全国的にも有名な桜の名所「醍醐桜」は…
岡山県下一の巨木と伝えられる桜で、日本名木百選にも選ばれると同時に、
昭和47年12月には岡山県の天然記念物に指定されています。
樹齢は700年、また地元の説では1000年ともいわれ、
後醍醐天皇が隠岐に流される途中、
この桜を見て賞賛したことから、この名がついたそうです。
2003年の大河ドラマ「武蔵MUSASHI」では、
岡山県内最初のロケ地として注目を集めました。
そんな醍醐桜は、もちろん桜の時期がとても人気で、
県内外からお花見や写真を撮りに来られる方で賑わっています。
私が訪れた3月中旬は、当然桜はまだ咲いていません。
なんでそんな時に?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
きっかけは一冊の写真集「千年桜とともに -醍醐桜と吉念寺集落-」でした。
これは、写真家の池田哲之(てつゆき)さんによる作品なのですが、
この写真集を見て、「醍醐桜」の印象が変わりました。
というよりは、桜に対しての見方まで変わったように思います。
出会いはたまたま本屋さんで。
お花見に行ったことがあったので、親近感から手に取りました。
どんな桜の写真が観れるのだろうと思っていたら、
なんと、そこまで満開の桜の写真は取り上げられていません。
写真集の中には、
醍醐桜のある集落に暮らす人々のとても自然な暮らしぶりと、
様々な表情の醍醐桜の姿でした。
桜が有名な木の、桜も蕾もついていないときの写真を載せていることに
衝撃を受けるとともに、みんなが見ているところだけじゃなく、
いろんな角度でものを見ることを教えられているような気持ちになったのです。
その写真集で出会った「醍醐桜」は桜が咲いていないときでも、
やはりどこか神秘的で、その雄大さや力強さをしっかりと感じました。
こんな言い方でまとめてしまったら軽くなってしまうかも知れませんが、とても渋い!
そして、深い優しさをみた気がします。
そんな姿を実際に感じてみたいと思って、先日会いに行ってきたのです。
私の写真では伝わらないかもしれませんが、
祖父母のところにでも遊びに来たようなあたたかさ、
そして、その雄大さや力強さにシャキッとせねばと思わされました。
なんだか、着物を着た時と同じような不思議な魅力を醍醐桜にも感じて、
思わず一人で笑ってしまいました。
最盛期ではないので、他に見にこられている方もおらず、
すごくゆっくりと、その幹の太さや大きさなどを間近で見て、
「醍醐桜」の桜ではなく、その「木」そのものを感じられた時間でした。
私は、お花見といえばやはり美しい花ばかりみてしまいがちになります。
もちろんそれが悪いことではないのですが、
その「木」自体に焦点を当てて見てみると
また違う印象を受けたり、新しい発見があるなと感じました。
今年は、違う角度からもお花見を楽しんでみようかなと思います。
醍醐桜
岡山県真庭市別所(べっしょ)2277番地
詳細はコチラ。
写真集
「千年桜とともに -醍醐桜と吉念寺集落-」
池田 哲之(撮影・文)
写真集の詳細はコチラ。
春分の日の今日は、全国的にも多くの地域で冷たい雨や雪が降るそうで、
関東の市街地でも雨に雪が混じる可能性があります。
岡山でも、雨が降ったり止んだりで、一時的に強まることも。
沿岸は強風による横殴りの雨に注意が必要で、
山沿いでは湿った雪となり、積雪の恐れもあるので、
冬タイヤなしの車の運転は控えたほうがいいそうです。
各地で冬に戻ったような寒さとなるので、しっかり防寒をしましょうね。
「春分の日」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という国民の祝日でもありますが、
今日は陽の暖かさを感じられない一日となりそうですね。
あまり春を感じられない週ではありますが、
この時期は、卒業、入学、年度末ということで忙しくなる頃でもあります。
そんな中、私は“桜の開花”が気になって少しそわそわ。
今年は早くからぽかぽかと温かい日が続いていたので、
去年より早く開花するのではないかな、なんて自分で予想しながら心待ちにしています。
前回のブログでも書いていたように、鹿児島と長崎でソメイヨシノが開花。
さらには東京都心でもソメイヨシノが開花したそうです。
今週はお天気の悪い日が続きますが、週末は晴れて暖かくなるところも多いので、
関東、九州、四国では今週末にお花見を楽しめるところもありそうですよ。
岡山のお花見イベントなどは、3月末から行われるところが多いので、
岡山でお花見が楽しめるのは、もう少し先になりそうです。
後楽園周辺で開催される「岡山さくらカーニバル」も、
桜の状況によって変更はあるそうですが、
現段階では2018年3月29日(木)〜4月8日(日)まで行われる予定になっています。
お花見最盛期まではもう少しですね。楽しみに待ちましょう♪
そんな、まだ開花宣言もされていない岡山ですが、
先日、私は「醍醐桜」をみにいってきました。
全国的にも有名な桜の名所「醍醐桜」は…
岡山県下一の巨木と伝えられる桜で、日本名木百選にも選ばれると同時に、
昭和47年12月には岡山県の天然記念物に指定されています。
樹齢は700年、また地元の説では1000年ともいわれ、
後醍醐天皇が隠岐に流される途中、
この桜を見て賞賛したことから、この名がついたそうです。
2003年の大河ドラマ「武蔵MUSASHI」では、
岡山県内最初のロケ地として注目を集めました。
そんな醍醐桜は、もちろん桜の時期がとても人気で、
県内外からお花見や写真を撮りに来られる方で賑わっています。
私が訪れた3月中旬は、当然桜はまだ咲いていません。
なんでそんな時に?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
きっかけは一冊の写真集「千年桜とともに -醍醐桜と吉念寺集落-」でした。
これは、写真家の池田哲之(てつゆき)さんによる作品なのですが、
この写真集を見て、「醍醐桜」の印象が変わりました。
というよりは、桜に対しての見方まで変わったように思います。
出会いはたまたま本屋さんで。
お花見に行ったことがあったので、親近感から手に取りました。
どんな桜の写真が観れるのだろうと思っていたら、
なんと、そこまで満開の桜の写真は取り上げられていません。
写真集の中には、
醍醐桜のある集落に暮らす人々のとても自然な暮らしぶりと、
様々な表情の醍醐桜の姿でした。
桜が有名な木の、桜も蕾もついていないときの写真を載せていることに
衝撃を受けるとともに、みんなが見ているところだけじゃなく、
いろんな角度でものを見ることを教えられているような気持ちになったのです。
その写真集で出会った「醍醐桜」は桜が咲いていないときでも、
やはりどこか神秘的で、その雄大さや力強さをしっかりと感じました。
こんな言い方でまとめてしまったら軽くなってしまうかも知れませんが、とても渋い!
そして、深い優しさをみた気がします。
そんな姿を実際に感じてみたいと思って、先日会いに行ってきたのです。
私の写真では伝わらないかもしれませんが、
祖父母のところにでも遊びに来たようなあたたかさ、
そして、その雄大さや力強さにシャキッとせねばと思わされました。
なんだか、着物を着た時と同じような不思議な魅力を醍醐桜にも感じて、
思わず一人で笑ってしまいました。
最盛期ではないので、他に見にこられている方もおらず、
すごくゆっくりと、その幹の太さや大きさなどを間近で見て、
「醍醐桜」の桜ではなく、その「木」そのものを感じられた時間でした。
私は、お花見といえばやはり美しい花ばかりみてしまいがちになります。
もちろんそれが悪いことではないのですが、
その「木」自体に焦点を当てて見てみると
また違う印象を受けたり、新しい発見があるなと感じました。
今年は、違う角度からもお花見を楽しんでみようかなと思います。
醍醐桜
岡山県真庭市別所(べっしょ)2277番地
詳細はコチラ。
写真集
「千年桜とともに -醍醐桜と吉念寺集落-」
池田 哲之(撮影・文)
写真集の詳細はコチラ。