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無料きもの着付教室|岡山・倉敷・津山・四万十市・高知の着物専門店、紀久屋

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紀久屋スタッフブログ

金木犀が香る今、着物で季節を感じたい。
2019年10月03日
まだまだ残暑が厳しい時がありますが、季節は間違いなく秋ですね。
私はお散歩が好きなので、岡山の街を色々と歩くのですが、
金木犀のなんともいえない香りに出会って、
ああ、秋なんだなあとしみじみしています。

秋になると、着物の着こなしやコーディネイトも自然と変わってきます。
日本がどんどん亜熱帯化したために
今は昔とちがって、9月だから袷などと簡単に着分けることが難しくなってしまいましたが、
秋を感じさせるコーディネイトはやっぱり色と柄ですよね。
日本には伝統色という色があり、季節を感じさせてくれる秋の色が存在します。

襲の色目(かさねのいろめ)などがその代表例でしょうか。
平安時代から公家社会で、男性と女性、
そして年齢や季節で、着用する色が決まっていたそうです。
今の感覚で言えば、仕事で着用する制服のような感じでしょうね。
定められていた色は単色でなく、
表とその下に着る色の重なりの配合なんですね。

だから襲の色目。

秋には秋の、冬には冬の色目があり、
確かにその色を見ていると秋っぽいなと感じます。

秋の襲の色目は例えば、

萩・芽子 これは紫と白の組み合わせ

萩経青 これは経青緯蘇芳(たてあおぬきすおう)で赤紫色っぽいいわゆる萩色と緑色

萩重(はぎがさね) これは紫と薄紫色

花薄(はなすすき) これは白と縹色(はなだいろ)

女郎花(おみなえし) これは経青緯黄(たてあおぬきき)で萌黄色と緑色


これらが秋の襲の色目だそうです。
この他にもたくさんの秋の襲の色目があり、これらの色の組み合わせを見ているだけで
秋を満喫できそうです。


これらの色を見ていると、日本人は平安時代から
自然の様々な色彩に影響を受けて季節を感じていたんだなと思うと、
日本人てやっぱり風流なんだと実感します。

四季のある国だからこそ、季節を楽しみたいですよね。
その季節を楽しむことを装いで思いっきり楽しめるのが着物だと思います。

洋服では決してできない色と色の組み合わせ、
柄と柄の組み合わせ。

それを考えるだけでも、着物でお出かけするのがワクワクしてきます。

手帳やカレンダーに、着物を着る予定が入ると
その日までに、何を着ようかな、どんなコーディネイトにしようかなと
あれこれタンスの中を覗き込みながら
悩むのも、とても愛しい時間に感じます。

そんな時、襲の色目をちょっとネットなどで調べながら
自分の着物のワードロープと照らし合わせると
ワンランク上の装いができそうな気がしてきます。

過ごしやすくなってきた秋の季節を
着物で過ごしてみたいと思ったら、
ぜひ、紀久屋にお問い合わせください。

カリキュラムのない、着付け教室を開催しています。
お一人おひとり、ご自分のペースで
楽しみながら、着付けを学ぶのが一番です!


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