紀久屋スタッフブログ
2019年09月03日
9月に入り、いくぶん暑さがやわらいできました。
それでも、まだまだ残暑?は厳しくて、30度を超える日が続いています。
テレビのニュースでは、「今日も30度を超える真夏日です」などと紹介しています。以前は猛暑日とか酷暑日という言葉はあまり聞くことはなかったように思います。
あっても真夏日までだったと記憶しています。
それだけ日本は暑くなっているんですね。
別のニュースでは日本の亜熱帯化を紹介してました。
東京湾に、サンゴが根付き、熱帯魚が生息するようになったのだとか。スキューバダイビングをされる人には喜ばしいことかもしれませんが、これ以上暑くなったらと少し心配になります。
そうこうしているうちに、日本の古くからの習慣である衣替えの時期が近づいてきました。
ご存知の通り、多くの地域で毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われます。
学校では今も制服が切り替わります。四季のある日本では、気温や気候に合わせて衣装を替えるというのはごく当たり前のことだったと思います。
調べてみると、衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったとあります。中国にあった風習に倣ってのことだと記載がありました。
現代でもたんすの中を確認し、夏服をしまい冬服を用意したりすることは多くのご家庭で行われていると思います。
まだまだ暑い日が続くとはいえ、湿気を含んだ空気を入れ替える意味で、一度たんすの中を確認してみませんか?
話は変わりますが、私の母は、祖母が亡くなったとき、祖母からたんすにして10棹近い着物を引き継ぎました。
それこそ家族総出でたんすの中身を全部だして、とっておくものと処分するものとを一日かけて整理しました。
数としても相当数あったのですが、それ以上に大変だったのは、母が一枚一枚着物を出しては、
「これは私が中学校の入学式のときにおばあちゃんが着てたきものなの!」
など思い出を語りだしたことです。
母の中では、節目節目で祖母が着ていた着物に強い思い入れがあるようで、合わせていた帯はどれだったかしらなどと、
整理そっちのけでコーディネイトをはじめてしまいました。
その時に、「この柄は麻の葉といってね、早いスピードでまっすぐに上に伸びるから子供の成長を願ったの」など色柄の語りをはじめてしまうのです。
確かに、それぞれの説明はとても面白いもので、着物には、衣装という機能だけでなく色や柄にも意味があり、その意味や願いをも引き継ぐものなんだなと漠然と思ったりしていました。
しかし、一向に進まない着物の整理。
母の話を遮って、整理を進めていきました。
今にして思えば、もう少しきちんと母の話を聞いておけばよかったなと思っています。
どうしてこれほどまでに、私たちは着物に惹かれるのか。
その理由の一端を母が教えてくれたように思います。
洋服とはあきらかに違う、意味や願い、物語を持った衣装である着物。
贈られるとき、譲り受けるとき、そして自身で大切な人に着物を贈るとき、その着物に、願いを込める。
込められた思い、願いを一緒に装うからこそ、見た目に美しいだけじゃない魅力を私たちは感じるのかもしれません。
10月から新しい期が始まります。
そんな新しい始まりのタイミングで、たんすの中の着物に触れ、大切な人の思いを感じてみませんか?
そして、その着物をお召しになって街を歩いてみませんか?
紀久屋では無料着付け教室を開催しています。
あなたにとって大切な着物を
綺麗に着こなすお手伝いをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。
秋の着付け教室開催日程は下記をご参照くださいませ。
↓↓↓
【岡山教室】
9月 2日(月)13:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
9月12日(木)14:00〜 <栗原先生・後ろ結び>
9月14日(土)10:00〜 <上田先生・前結び>
9月16日(月•祝)15:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
9月22日(日)10:00〜 <上田先生・前結び>
8月23日(月•祝)10:00〜 <藤原先生・後ろ結び>
9月26日(木)14:00〜 <栗原先生・後ろ結び>
9月28日(土)14:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
【倉敷教室】
9月 1日(日)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
9月 5日(木)10:00~ <栗原先生・後ろ結び>
9月18日(水)17:30~ <栗原先生・後ろ結び>
9月21日(土)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
9月22日(日)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
9月25日(水)17:30~ <栗原先生・後ろ結び>
9月26日(木)10:00~ <栗原先生・後ろ結び>
【津山教室】
9月 7日(土)10:00~ <西原先生/後ろ結び>
9月29日(日)10:00~ <栗原先生/後ろ結び>
【四万十教室】
9月 4日(水)13:30~ <川崎先生/後ろ結び>
9月 8日(日)14:00~ <川崎先生/後ろ結び>
9月15日(日)14:00~ <川崎先生/後ろ結び>
9月25日(水)13:30~ <川崎先生/後ろ結び>
【高知教室】
9月 1日(日)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 3日(火)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 4日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 5日(木)18:30~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 7日(土)18:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月11日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月12日(木)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月12日(木)18:30~ <西尾先生/後ろ結び>
9月14日(土)18:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月15日(日)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月17日(火)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月18日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月19日(木)18:30~ <西尾先生/後ろ結び>
9月21日(土)18:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月22日(日)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月25日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月26日(木)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月26日(木)18:30~ <西尾先生/後ろ結び>
9月27日(金)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月28日(土)18:00~ <西尾先生/後ろ結び>
紀久屋(きくや)の無料着付け教室について、もう少し詳しく知りたいという方はコチラ。
体験レッスンや参加のお申し込みは、コチラ。
お電話からの申し込み・お問い合わせは…
固定電話の方 0120-5298-58
携帯電話の方 岡山店:086-232-7766
倉敷店:086-422-2100
津山店:0868-32-5298
四万十店:0880-31-2150 まで。
それでも、まだまだ残暑?は厳しくて、30度を超える日が続いています。
テレビのニュースでは、「今日も30度を超える真夏日です」などと紹介しています。以前は猛暑日とか酷暑日という言葉はあまり聞くことはなかったように思います。
あっても真夏日までだったと記憶しています。
それだけ日本は暑くなっているんですね。
別のニュースでは日本の亜熱帯化を紹介してました。
東京湾に、サンゴが根付き、熱帯魚が生息するようになったのだとか。スキューバダイビングをされる人には喜ばしいことかもしれませんが、これ以上暑くなったらと少し心配になります。
そうこうしているうちに、日本の古くからの習慣である衣替えの時期が近づいてきました。
ご存知の通り、多くの地域で毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われます。
学校では今も制服が切り替わります。四季のある日本では、気温や気候に合わせて衣装を替えるというのはごく当たり前のことだったと思います。
調べてみると、衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったとあります。中国にあった風習に倣ってのことだと記載がありました。
現代でもたんすの中を確認し、夏服をしまい冬服を用意したりすることは多くのご家庭で行われていると思います。
まだまだ暑い日が続くとはいえ、湿気を含んだ空気を入れ替える意味で、一度たんすの中を確認してみませんか?
話は変わりますが、私の母は、祖母が亡くなったとき、祖母からたんすにして10棹近い着物を引き継ぎました。
それこそ家族総出でたんすの中身を全部だして、とっておくものと処分するものとを一日かけて整理しました。
数としても相当数あったのですが、それ以上に大変だったのは、母が一枚一枚着物を出しては、
「これは私が中学校の入学式のときにおばあちゃんが着てたきものなの!」
など思い出を語りだしたことです。
母の中では、節目節目で祖母が着ていた着物に強い思い入れがあるようで、合わせていた帯はどれだったかしらなどと、
整理そっちのけでコーディネイトをはじめてしまいました。
その時に、「この柄は麻の葉といってね、早いスピードでまっすぐに上に伸びるから子供の成長を願ったの」など色柄の語りをはじめてしまうのです。
確かに、それぞれの説明はとても面白いもので、着物には、衣装という機能だけでなく色や柄にも意味があり、その意味や願いをも引き継ぐものなんだなと漠然と思ったりしていました。
しかし、一向に進まない着物の整理。
母の話を遮って、整理を進めていきました。
今にして思えば、もう少しきちんと母の話を聞いておけばよかったなと思っています。
どうしてこれほどまでに、私たちは着物に惹かれるのか。
その理由の一端を母が教えてくれたように思います。
洋服とはあきらかに違う、意味や願い、物語を持った衣装である着物。
贈られるとき、譲り受けるとき、そして自身で大切な人に着物を贈るとき、その着物に、願いを込める。
込められた思い、願いを一緒に装うからこそ、見た目に美しいだけじゃない魅力を私たちは感じるのかもしれません。
10月から新しい期が始まります。
そんな新しい始まりのタイミングで、たんすの中の着物に触れ、大切な人の思いを感じてみませんか?
そして、その着物をお召しになって街を歩いてみませんか?
紀久屋では無料着付け教室を開催しています。
あなたにとって大切な着物を
綺麗に着こなすお手伝いをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。
秋の着付け教室開催日程は下記をご参照くださいませ。
↓↓↓
【岡山教室】
9月 2日(月)13:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
9月12日(木)14:00〜 <栗原先生・後ろ結び>
9月14日(土)10:00〜 <上田先生・前結び>
9月16日(月•祝)15:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
9月22日(日)10:00〜 <上田先生・前結び>
8月23日(月•祝)10:00〜 <藤原先生・後ろ結び>
9月26日(木)14:00〜 <栗原先生・後ろ結び>
9月28日(土)14:00〜 <松浦先生・後ろ結び>
【倉敷教室】
9月 1日(日)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
9月 5日(木)10:00~ <栗原先生・後ろ結び>
9月18日(水)17:30~ <栗原先生・後ろ結び>
9月21日(土)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
9月22日(日)10:00~ <中原先生・後ろ結び>
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【津山教室】
9月 7日(土)10:00~ <西原先生/後ろ結び>
9月29日(日)10:00~ <栗原先生/後ろ結び>
【四万十教室】
9月 4日(水)13:30~ <川崎先生/後ろ結び>
9月 8日(日)14:00~ <川崎先生/後ろ結び>
9月15日(日)14:00~ <川崎先生/後ろ結び>
9月25日(水)13:30~ <川崎先生/後ろ結び>
【高知教室】
9月 1日(日)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 3日(火)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 4日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 5日(木)18:30~ <西尾先生/後ろ結び>
9月 7日(土)18:00~ <西尾先生/後ろ結び>
9月11日(水)13:00~ <西尾先生/後ろ結び>
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